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06月08日-一般質問-02号

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  1. 筑西市議会 2007-06-08
    06月08日-一般質問-02号


    取得元: 筑西市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    平成19年  6月 定例会(第2回)                 平成19年第2回              筑西市議会定例会会議録 第2号平成19年6月8日(金) 午前10時開議                                             平成19年第2回筑西市議会定例会議事日程 第2号                           平成19年6月8日(金)午前10時開議第1 一般質問                                 本日の会議に付した案件 日程第1 一般質問                                 出席議員   1番 吉原 一利君     2番 宮﨑  勇君     3番 百目鬼 晋君   4番 真次 洋行君     5番 須藤  茂君     6番 堀江 健一君   7番 仁平 正巳君     8番 内田 哲男君     9番 金澤 良司君   10番 水越 照子君     11番 尾木 恵子君     12番 水柿 一俊君   13番 外山 壽彦君     14番 加茂 幸恵君     15番 新井 利平君   16番 榎戸甲子夫君     17番 藤川 寧子君     18番 赤城 正徳君   19番 山口  明君     20番 秋山 恵一君     21番 箱守 茂樹君   22番 吉澤 範夫君     23番 片平 忠行君     24番 關  四郎君   25番 三浦  讓君     26番 鈴木  聡君                                 欠席議員   な し                                 説明のため出席した者   市長        冨山 省三君      副市長       古宇田和夫君   収入役       大木  均君      教育長       大泊 信雄君   市長公室長     石井  正君    市長公室次長兼秘書課長 佐藤 千明君   総務部長      越川 哲泰君      企画部長      松岡 正和君   税務部長      青柳 守雄君      市民環境部長    小野木孝徳君   保健福祉部長    渡邉 義之君      経済部長      木村 達夫君   建設部長      中原 俊夫君      都市整備部長    中山 英雄君   上下水道部長    木村 勝夫君      市民病院事務部長  添野 正人君   教育次長      羽田 正男君      農業委員会事務局長 岩渕 幹夫君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      仲川 弘一君      書記        田谷 典夫君   書記        新井 隆一君          〔議長 秋山恵一君議長席に着く〕 ○議長(秋山恵一君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は26名であります。よって、会議は成立いたしております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者も前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、それぞれ1時間、質問回数は3回以内といたします。質問は、初めに登壇して行い、答弁の間及び再質問は自席にてお願いいたします。 それでは、通告順に従って発言を許します。 10番 水越照子君。          〔10番 水越照子君登壇〕 ◆10番(水越照子君) おはようございます。昨日の雨の後の木々というのは、本当にすばらしく輝いておりました。もう一方輝いていらっしゃる方、衆議院議員赤城徳彦先生、今回農林水産大臣ということでこれからのご活躍をお祈りしたいと思います。 また、新生筑西市が誕生して3年目を迎えました。合併後初めての選挙が行われまして、秋山議長さん、新井副議長さんが誕生いたしております。おめでとうございます。私も最初の質問の筆頭者として登壇させていただきまして、ありがとうございます。今後とも筑西市がますます発展しますよう、行政、全市民が一丸となって努力してまいるときだと思っております。 それでは、これより一般質問に入らせていただきます。5月9日の新聞に売り上げ目標に達せず、スーパーサントマトが撤退いたしました。この記事を見て、皆さん、「えっ」という声の方と、「仕方がないのかな」というような言葉が聞かれました。1991年オープンしましたスピカビルでありますが、これまで下館サティ、エコスと撤退し、昨年12月にサントマトを加えて再スタートしたわけでありますが、わずか4カ月半ということで撤退となってしまいました。生鮮食料品など扱っているということで、毎日お客さんがあると思って、売り上げも少なくないのではないかと思っておりましたけれども、なぜなのでしょうか。 ところで、スピカビルの取得についてでありますが、現在権利証の取得をしていますが、今までに市はどのくらい投資を行ってきたのでしょうか。また、市は現在分庁舎としてスピカの3階、4階を使用しておりますが、今後とも利用を続けるお考えなのか。それとも支所等がありますが、そのところを使うというようなお考えがあるのかどうか。また、市民課等の市民の皆さんが多く利用する施設の導入というようなお考えはあるのかどうか、お尋ねをいたしたいと思います。また、行政が事務所として使用するのに健康上の問題があると言われております。こういう心配があるのかどうか。あるとすれば、どのような点なのか。対策などを含め、お尋ねをいたしたいと思います。 また、これは総務部関係になるのかとは思いますが、事業費の電気料、上下水道料、清掃料、そして共益費などどのくらいの経費が必要になってくるのでしょうか。 もう一点は、スピカの営業所の考え方についてお尋ねをいたします。サントマトが撤退しました。今後どのような運営を考えているのでしょうか。近隣スーパーと競合しては存立しないと思いますが、駅前という利便性を考えた運営も考えられるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 それから、これは市民の方々からよく言われることなのですが、もし市でスピカビルを取得した場合、それから第三者、民間の方に売ってしまうのではないかというようなことを言われておりますが、その辺のところのお考えもあわせてお聞かせいただきたいと思います。 次に、教育行政についてお尋ねをいたします。先日の新聞に内閣府より食育に関しての意識調査が発表されました。2005年の調査に比べて、関心は横ばいであるということです。関心があると答えた人は69.5%だったそうです。文部科学省の調査では、朝食を食べずに登校する子供というのは小学校で16%と言われております。筑西市においても、この数字は当てはまるものだとは思います。その結果、午前中から元気のない子や学習に集中できない子が増加し、学習効率が低下しているという問題があるそうです。食べることについての重要性を認識できない親、家庭がふえているということは間違いない事実であろうと思います。それは全国的に問題になっている給食費不払いの問題とも直結しているように感じますが、筑西市の状況はいかがでしょうか。 幸いなことに筑西市においては、6年前旧下館市の南中学校区の大田小学校を中心に文部科学省の指定により、食に関する教育実践事業に取り組み、成果を上げております。市内小中学校に大きな影響を与えたと言われます。その実践は現在も継続的に行われ、いわゆる食育については先進的な役割を果たしてきたのではないでしょうか。朝食をとる子は成績は優秀だそうです。皆さんもぜひ朝食はとっていただければと思います。科学的な裏づけはないということですが、規則正しい生活につながり、調査結果を各学校で指導し、役立ててほしいということであります。食と教育についてお考えがありましたら、お尋ねをいたしたいと思います。 また、最近教育の現場においては、体験学習を重視しているということです。筑西市においても最も根幹の産業は農業です。田園が広がり、至るところにさまざまな農作物が豊かに実っています。そういう筑西市のよさを学校教育に取り入れるということも大切なことではないでしょうか。農業体験の最もしやすい環境に置かれているよさを十分取り入れ、子供たちに物を生産する喜びの体験をたくさんさせること、それが子供たちの心を育て、食べることに感謝するという子供たちを育てていくのではないかと思っております。しかし、教育の成果は長い月日をかけてあらわれるものだと思います。長期プランを作成し、見通しを持ってじっくり取り組むことが行政に課せられた課題でありましょうし、私たちも一緒に十分心していくことだと思います。道徳心を高め、郷土に誇りを持って郷土のために貢献する若者を育てることについて、私は食育という点からお尋ねをいたしました。青少年が地域の宝として大切にされる環境を整え、地域に貢献する人材を育成することが私たちに課せられた最も大切な課題であると思いますが、いかがでしょうか。 先日、母親が11歳の我が子を殺傷した。こういう事件がありました。心痛む思いです。子供たちを守ろうとボランティアの皆さん、市民の皆さんが一生懸命頑張っているのに、こうした事件は悲しい限りです。最近は登下校中、痴漢や誘拐、殺人事件の問題はほとんどなくなりました。その背景には、地元の皆さんやお年寄りのボランティア活動が大きく貢献していると思います。筑西市では各小学校ごとに児童の下校時にお年寄りによる通学路の散歩や交差点の横断誘導など、協力を依頼しております。そういう呼びかけに応じて、各地区とも現在は大勢の人たちがボランティア活動をしてくださっております。最近核家族がふえていく中で、お年寄りと子供たちが接する機会というのは本当に少なくなっております。一日の限られた時間ではありますが、そうしたおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に過ごせるということは、このパトロールを通して感謝の気持ちが生まれるのではないかと期待しております。しかし、残念なことに先日男の子が梅畑に連れ込まれてぶたれたとか、保健センターの近くでは卑わいな言葉を車の中からかけられたとか、2月には警察署に公衆電話からですけれども、子供を誘拐して殺すというような電話があったとお聞きしています。このような事件が起き、報告があったとき、どのような対策をとったのでしょうか。再度パトロールの見直しやお年寄りの皆さんのご協力など、なお一層必要になってまいると思うのですが、子供を守るためにどのような対策をとっているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、フラワーロード及び交通指導員補助金カットについてであります。まず、フラワーロードについてお尋ねをいたしたいと思います。筑西市大変厳しい財政の中でありまして、補助金のカットがされております。花づくりをしている皆さんにとっても大変なことだとは思います。自分たちでできる労働力というのは提供できますが、やっぱり花を咲かせるためには種をまき、肥料、お水を与え、シートを張り、いろいろな出費があります。こうした点にもう少し目を向けてほしいと思うのです。市内のあちこちで美しい花が咲いて、心和みます。しかし、花壇や労働に対しての助成がなくなりました。ことしはご承知のようにねんりんピックが行われまして、筑西市においてはテニス大会が開催されるとお聞きしています。多くの関係者の方々が来られます。笑顔と温かい心、お花のあるきれいなまちとして皆さんをお迎えしたいと思います。また、報徳サミットの開催もあります。こちらも多方面からおいでくださると思うのです。尊徳ゆかりの23市町村が集うと聞いております。昔は、校庭にまきを背負って書物を読む二宮尊徳の像があるので覚えていらっしゃる方もあるかもしれません。農政家として農民救済や藩政改革に尽くしてくださった方だと思います。多くの関係の皆さんが筑西市においでくださるわけですから、心からのおもてなししたいと思います。また、筑西市をPRするよい機会でもありますが、どのようなお考えをお持ちか、お尋ねをいたしたいと思います。日本の総理大臣も美しい国日本を目指しております。我々も地域から美しい国、温かい優しいまちをPRしていければいいなと思います。 次に、交通指導員についてであります。少子化と言われる中で、子供たちの安全を願っての事業がたくさん取り組まれています。その中の一つに交通指導員の制度がありました。これは旧下館市内だけでありましたが、この復活を多くの方が望んでおります。指導員の方々の仕事というのは本当に大変なものだと思います。それでも子供の安全のためならというような声を大事にしていただけないでしょうか。先日の市長の招集あいさつの中にもありましたように、5月末現在筑西市においては10名の方が亡くなっているということです。全国10万人以上の都市の中でトップだそうです。余りいいトップではないのです。年齢別にはわかりませんが、子供たちが犠牲にならないよう願うだけです。 安全のために、もう一つお伺いしたいと思います。先日、男の子が畑に連れられたときに、ぶたれました。交通事故などに遭ったときにも役立つと思いますが、ヘルメットの着用というようなお考えはありますかどうか、お尋ねいたします。近隣の状況などわかりましたら、お話をいただきたいと思いますし、これは宮﨑議員も一生懸命取り組んでいるとお聞きしています。 次に、公共施設の有料化についてお尋ねをいたします。私たちはさまざまな公共施設を利用させていただいております。使用料は減免をもって無料とさせていただいておりますが、こうした施設の利用が有料化される、いわゆる減免がなくなってしまうのではないかという心配があります。身近な地区公民館、学校の体育館まで有料になるのではないかと言われております。スポーツ等も盛んになっておりまして、多くの施設利用者がふえています。電気料などは個人に支払いをしているところもあります。減免の考え方も検討していくことでしょうが、もし有料になるとするならば、いつごろなのか。施設全部なのか。使用料はどのくらいになっていくのか。おわかりになる範囲でお答えをいただきたいと思います。 最後に、市長の政治姿勢についてお尋ねをいたします。先日、野菜やナシに大きな降ひょう被害がありました。生産者の方々のショックというものは大変なものがあったろうと思います。約7億1,000万余円の被害とお聞きしました。市としましても、被災農家に対する助成と支援措置を全力で対応してくださるということでしたので、安心はしております。このようなときに地域で頑張れる事業というのがあるような気がします。その事業には多くの地域の皆さんの期待があり、元気になる源があると思います。財政厳しい中でありますが、心というか気持ちが落ち込んだとき、補助金カットではなくて思い切りどんと投入していくことも大事ではないかと思います。被害に遭った皆さんに今それが必要ではないかと思います。 また、子供たち、高齢者の方、そして障害を持った方、弱い立場と言われる皆さんが安心して住める筑西市、そして筑西市の特産品をもって観光客の増加など、力を注いでいただけますようお願いしたいと思います。また、6月1日より夜間診療が開始されてお母さん方に大変好評でありますので、安心できることだと思います。ありがとうございます。 よく筑西市はだめだ、だめだという声があります。だめな筑西市にはなりたくありません。今後とも地域の振興や活性化をお願いいたしまして、第1回の質問を終わらせていただきます。 ○議長(秋山恵一君) 水越議員の1回目の質問に答弁願います。 まず、中山都市整備部長。          〔都市整備部長 中山英雄君登壇〕 ◎都市整備部長(中山英雄君) 水越議員さんのご質問にお答えをいたします。 都市整備関係は3点かと存じます。まず、第1点はスピカビルの市の投資額がどういうふうになっているかということだと思います。実は平成13年の9月にマイカルが1兆7,000億円の負債で倒産をいたしました。その後下館サティ店につきましては、不採算店舗ということで翌年の平成14年8月31日に撤退をしたということでございます。その後、そのビルをどうするのかというようなことで、いろいろ検討させていただきましたが、なかなか地方都市におきましてはすんなりと入ってくれる店舗がないということで、いろいろ検討させていただきました。まず、その中で投資額でございますが、撤退後平成14年9月以降でございますけれども、全体で7億5,900万円でございます。内訳はマイカルが持っていました床がございまして、70%以上でございますけれども、2億2,700万円、これは当然国の補助金を得まして全体では2億9,200万円ですけれども、2億2,700万円で取得をしております。それから、二つ目が撤退後リニューアル工事がかかっておりまして、2億2,500万円でございます。これが平成15年の7月でございます。それから、一応その後エコスが入ったりしましたけれども、エコスが撤退しました後分庁舎が入りまして、その分庁舎の工事費が8,100万円余でございまして、これが平成19年3月。現在一部床を権利者が持っておりまして、それを統一しまして一つの所有者にしたいというようなことで、買収をしております。2億2,400万円ということで、1件が未買収でございますが、その買収が終わりますとすべてが筑西市の所有というふうになるものでございます。 ちなみに申し上げますと、駅前のスピカビルの完成時、平成3年5月では全体であの建物は55億9,000万円、約56億円という物件でございました。マイカルの分が47億4,500万円ということで、その物件を2億2,700万円で取得したということでございます。 第2点目が需用費関係でございまして、光熱水費、エレベーター等の共益費についてでございます。まず、ビル全体で考えてみますと平成18年度の電気料が5,176万円余でございまして、月平均で430万余円、上下水道料が799万余円ということで月66万余円。月平均の光熱水費は約498万円、500万円ということになります。ちなみに、あのビル全体で年間約6,000万円のそういった費用がかかるということになりますが、分庁舎が入ったのがことしの1月からでございまして、その一部が分庁舎分というふうになると思います。 分庁舎の関係で申し上げますと、4月で7部入っておりまして、光熱水費が111万3,000円、5月が108万円余でございますので、それが光熱水費でございます。また、エレベーター等の共益費でございますが、エレベーター、エスカレーター、清掃費、管理費、そういうものを含めますけれども、これが分庁舎分が1,890坪ありますので239万円でございます。4月分1カ月分の光熱水費と共益費を合わせますと約350万円、年間4,000万円余ということになります。これは市の方の予算に計上してございます。 それから、第3点目でございますが、いわゆるスピカビルの中の1階の食料品部門サントマトが撤退とこういうことになりまして、今後の方向性はどういうふうになるのかなということでのご質問かと思います。サントマトは12月15日に開店をいたしまして、12月、1月と好調な売り上げを伸ばしておりましたけれども、2月に入りまして若干売り上げが下がったというような状況でございます。この撤退につきましては、サントマト側の一方的な退店通知、4月3日でございましたが、到着したのは4月6日だったと思いますけれども、退店をしたいと。4月末で退店をするということでございます。もちろん皆さんもご存じのとおり一般にテナントが出る場合には、5年間は営業するというのが原則でございまして、さらには退店する予告は6カ月前という契約書が双務契約で結ばれております。それらを無視された形で退店されたということでございます。余りにも突然のことでございましたので、その点につきましては理解がいかなかったということでございます。 下館都市開発株式会社との契約でございまして、相手側と話し合いを早急に行い、残されております什器備品がございます。それらの片づけ等整理をしたいということで、下館都市開発株式会社が進めております。その後については駅前の商業施設という点で、食料品等の再開については消費者の方々の要望も強いということでございますので、導入方、下館都市開発株式会社の方で検討しているということでございます。また、近隣にスーパーができるというようなことで、競合する場合も考えられますので、どういう品物の構成でやっていくかということを再度検討するということでございます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、越川総務部長。          〔総務部長 越川哲泰君登壇〕 ◎総務部長(越川哲泰君) 水越議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。 初めに、スピカビルについて所管の部分の答弁をさせていただきます。窓口等の業務を初めとする本庁舎のさらなるスピカ分庁舎への移転に関しましては、昨年6月議会で尾木議員さんのご質問に都市整備部長よりご答弁いたしたところでございますが、新たなスピカビルへの移転については考えてございません。なお、スピカビルの3、4階につきましては今後とも本庁の分庁舎として使用してまいります。 また、職員の健康管理につきましては、スピカ分庁舎に限らず生活習慣病検診人間ドック等の受診等を積極的に受けるよう促しているところであります。平成18年度の実績では90.9%の受診率になっております。また、筑西市衛生委員会では毎年職場巡視や産業医の直江先生による健康相談も行ってきており、本年度は産業医の先生とともにスピカ分庁舎を重点的に巡視をする予定となっております。現在のスピカ分庁舎の環境についてでありますが、1人当たりの床面積は3階事務所で約8.6平米、4階事務所で約11.2平米とゆとりある事務所空間が確保されております。また、空調、換気設備についてでございますが、空調設備が3階事務所に9台、4階事務所に11台設置されております。換気設備についても3階事務所に9台、4階事務所に10台が設置されておるところでございます。照度につきましても蛍光灯を3階に7カ所、4階に86カ所増設しまして、700から800ルクスと十分な明るさを保っており、事務所としての執務環境は整っていると考えております。 次に、公共施設の有料化についてでございますが、現在の使用料は旧4市町の使用料をそのまま引き継いだものでありまして、維持費に見合った料金体系かどうかの検証と減免扱いの統一がなされておりませんでした。また、使用料手数料につきましては合併協議会の方針は合併後受益者負担の原則により見直しを図っていくということになっておりまして、合併後の職員提案制度でも同様の意見が出されましたので、使用料の見直しを進めておるところでございます。今回の見直しは使用料を維持費に見合った適正なものとするとともに、減免の取り扱いを統一することで施設を利用する人と利用しない人との負担の公平性を確保しようとするものでございます。適正な料金とすることで、維持費に対する過大な税の充当を抑えることが可能となります。さらに、減免の取り扱いを見直し、統一を図ることで施設を利用しない人の税金の投入を抑え、負担の公平性を確保できることになります。公共施設は多くの市民の皆様や各種団体にご利用いただくことで施設の設置目的が達せられますが、維持管理費は市民の皆様からお預かりしました税金で賄われております。そのためコスト計算を行うことで、適正な価格を算出したいと考えております。なお、使用料につきましては、維持管理費が大きく影響することから、その抑制に今後努めてまいります。減免措置についてでございますけれども、利用団体の事業活動や利用目的が公共性が高いかどうかを基準に、公平性が図られる範囲で適用を検討しております。具体的には市や施設の管理者が使用する場合、それからボランティアや市民活動団体が無償で公共のために使用する場合、市立の学校、幼稚園、保育園などが教育、保育を目的に使用する場合などを柱に減免の適用基準を検討中でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、羽田教育次長。          〔教育次長 羽田正男君登壇〕 ◎教育次長(羽田正男君) 水越議員さんのご質問にお答え申し上げます。 初めに、食育についてでございます。平成18年度に実施いたしました子供たちの朝食摂取についてのアンケート調査結果をお答え申し上げます。この調査は川島小学校の全校児童、それから明野地区の小学校5校の3年生、5年生児童と明野中学校2年生のアンケート、それから協和地区の小学校3校の2年生、4年生、6年生の児童と協和中学校の生徒を対象にそれぞれ実施したものでございます。まず、川島小学校のアンケート結果でございますが、ほとんど朝食を食べないの質問に対しまして、学校がある日に食べないという回答が0.9%でございます。土曜、日曜が食べないというのが1.3%でございます。それから、毎日食べるに対しまして、学校がある日94.4%が食べるとの答えでございます。土曜、日曜は74.1%でございます。 次に、明野地区小学校、中学校のアンケート結果でございますが、ほとんど朝食を食べないが3%、1週間に二、三日食べないことがあるが5%、毎日食べる92%となっております。 次に、協和地区の小学校、中学校のアンケート結果ですが、ほとんど朝食を食べない6%、1週間に二、三日食べないことがある7%、毎日食べる87%でございます。 以上のような調査結果でございました。朝食を抜いてしまいますと体の健康ばかりでなく、学習意欲が低下するなど、心の動きにも悪い影響を及ぼすと言われております。教育委員会といたしましても、このようなアンケート等によりデータを積み重ねながら、子供たちの食生活に起因する心と体の健康の課題について研究を進めているところでございます。また、学校行事や各教科の学習との連携を図り、総合的に食に関する指導を進めてまいりたいと考えております。議員先ほど申されましたが、心と体をはぐくむ食育推進事業の実施などが本市の食育のさらなる推進ができるよう家庭、地域に対しても啓発や支援に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、体験学習についてお答え申し上げます。自然体験や社会体験などを積極的に取り入れることは、子供たちの豊かな心をはぐくむことに欠かせない重要なことであると考えております。特にこの地域の豊かな自然を生かした自然体験を学習することは環境に対する豊かな感受性を育成したり、郷土を愛する態度を育成することにつながると思っております。筑西市の各学校では、生活科や総合的な学習の時間等を使い、豊かな地域の自然を利用したさまざまな自然体験学習を行っております。小学校では稲作やサツマイモ、トウモロコシ、ゴーヤ、オクラなどの野菜の栽培を行っております。大豆を育てて、みそづくりを行っている学校もございます。自分たちで育てたものを収穫し、仲間や保護者と一緒に味わうことは貴重な体験であると思っております。また、里山での自然観察活動や竹炭づくり、ヒラタケを育てる林業体験など、各学校で創意を生かした学習が行われております。小中学校では鬼怒川や小貝川、五行川などの水辺で植物の観察、稚魚の放流、水質調査などやコスモスを地域の人と一緒に植えるなどのボランティア活動などを積極的に取り入れております。さらに、特別養護施設でのお年寄りとの交流や保育園での園児との交流なども活発に行われております。今後もこのような地域の実態に根差したさまざまな体験学習を行いまして、人間と自然環境のかかわり合いを理解し、子供たちの豊かな人間性をはぐくむよう努めてまいりたいと考えております。 次に、安全パトロールについてでございます。子供たちの安全パトロールにつきましては「地域子ども安全ボランティア」や「明野子供を守る自警団」が中心となり、地域の子供は地域で守る運動として防犯協会、青少年相談員等と協力し合いながら児童生徒の登下校を見守り、活動を行っておるところでございます。また、筑西市役所全職員による子供安全パトロールも引き続き午後2時30分から5時までの休校日を除く毎日、市内中学校地区を広報車での巡回広報パトロールを実施してございます。各学校から流れる不審者情報は平成17年度で58件、平成18年度で27件となっております。平成19年度に入って5月28日現在でございますが、5件となっておりまして、市民の関心の高まりによるパトロールのたまものと思っております。事故があった場合の対応につきましては、子供の事故といわゆる不審者情報等につきましては通報が教育委員会に入ってまいります。教育委員会では関係箇所、機関に速やかにファクス等にて周知いたしまして、十分注意をするよう防止に努めておるところでございます。現在筑西市では茨城県スクールガードリーダー活用推進事業を取り入れ、2名のスクールガードリーダーが市内の小中学校、幼稚園を巡回いたしまして学校の安全体制や警備上のポイントや不審者への対応等について指導しているところでございます。 さらに、下館地区中小学校区では幾つもの団体が組織され、スクールガード中地区が設立されました。広報紙のピープル等でも紹介されておりますが、この中で会長さんは下校時の付き添いは子供たち、保護者、そして高齢者の3世代の交流の場でもありますと言っておられます。今後は学校、自治会等のご理解を得ながら、さらに子供たちにとって安全安心な地域づくりを推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、小野木市民環境部長。          〔市民環境部長 小野木孝徳君登壇〕 ◎市民環境部長(小野木孝徳君) 質問通告3番のフラワーロード補助金カットについてのご質問にご答弁申し上げます。 地域環境を花で飾る事業といたしまして、フラワーロード整備事業交付金及び花いっぱい運動事業補助金をそれぞれの団体に交付、あるいは補助を行い、事業を展開してまいりました。平成18年度におきましてはフラワーロード整備事業交付金としまして5地区に対しまして170万8,000円を、また旧下館地区を対象としますクリーン下館地区推進委員会に対する花いっぱい運動事業補助金140万円をそれぞれ交付、また補助いたしたところでございます。平成19年度につきましては補助金等検討委員会の検討結果及び市の財政状況等を勘案いたしまして、フラワーロード整備事業につきましては140万円に減額しますとともにクリーン下館地区推進委員会に対する花いっぱい運動補助金につきましては全額がカットとなったものでございますので、ご理解いただきたいと存じます。 続きまして、交通指導員補助金カットの件につきましてご答弁申し上げます。民間交通指導員につきましては児童生徒等の登校時の保護及び誘導、あるいは歩行者及び自転車運転者に対する正しい交通の指導等を職務としていたものでございまして、旧下館地区においてのみ実施していた制度でございます。そのため合併協議会では旧3町におきましては導入されていない制度であり、人員確保が困難なことや民間交通指導員に対する報酬に要する経費も必要とされますことから、当制度を廃止する方向で協議がなされました一方、旧下館市小中学校PTA連絡協議会長から当制度の継続の請願が旧下館市議会に対しまして提出され、採択となった経緯がございます。それらの経緯を踏まえまして、再度協議をしました結果、民間交通指導員活動の性急な廃止を避けまして、平成17年度から18年度までの2年間当制度を継続したところでございます。その後民間指導員の皆様に趣旨をご説明いたしまして、平成19年度の4月から廃止したものでございます。廃止後の交通安全対策につきましては、PTAの皆様、交通安全協会、交通安全母の会の皆様等による立哨活動等のご協力をいただいているところでございます。交通事故が起こらないよう安全の確保に努めることは当然でございますので、市民の皆様の中に児童生徒の安全確保のためにお役に立ちたいと思う方がございましたなら、交通安全協会や交通安全母の会の皆様とご一緒に小中学校の登下校時に立哨していただければ交通安全対策の強化につながると思いますので、ご協力いただければ大変ありがたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、木村経済部長。          〔経済部長 木村達夫君登壇〕 ◎経済部長(木村達夫君) 水越議員さんのご質問にご答弁をさせていただきたいと思います。 通告でございますとつくばからの環境学の目的バスの運行はというふうなご質問でございます。ご承知のように平成17年の8月24日につくばエクスプレスが開業したところでございます。昨年度の年間輸送人員につきましては7,000万人を超えたというふうなことを聞いておるわけでございます。開業に当たりまして茨城県、そしてつくば市におかれまして試験的につくばエクスプレスのつくば駅から筑波山つつじヶ丘までの直行シャトルバスを運行したというふうに聞いてございます。そういう中で、1年間で14万人を超える利用客があったというようなことから、平成18年度は関東鉄道株式会社が自主運行しておるわけでございます。そういう中で、一つ今本市におかれましても明野地区の宮山公園周辺で開催されておりますひまわりフェスティバルというようなことで開催しているわけでございますけれども、最寄りの駅がないというような観点から、黒子駅から直行シャトルバスを実行委員会が運行してきた経緯がございます。昨年につきましては9月2日、3日の土日の2日間を1日6往復運行し、2日間で315人おいでになったということでございます。つくばからの観光目的のバス運行につきましては、本市には年間を通して観光客を誘致できるだけの資源が少ないというような状況もございまして、観光バスの運行に当たりましては地域の観光会社等々に筑西市の現状というふうなものを踏まえた中での専門的なご意見等も受ける必要があるのかなとこのように考えております。 仮に市がバスを借り上げまして運行するというようなことになりますと、相当の負担が考えられるというふうなことでございまして、これからやはり単独市での運行というのでなくて、近隣市町村との連携を踏まえた中での広域的な観光ルートというようなものも検討していかなくてはならないかなとこのように思います。これが今後の課題かとこのように考えておりますので、どうぞご理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(秋山恵一君) 次に、冨山市長。          〔市長 冨山省三君登壇〕 ◎市長(冨山省三君) 水越議員さんの質問にお答えをしてまいりたいと思います。 あちらこちらに補助金カットやらいろいろな話が出てまいるわけでありますが、ちょっとわきの方から答弁をさせていただきたいと思います。と申しますのも、この議会でも前の議会でもお話し申し上げておりますように平成12年、13年、当時の合併前の四つの市町村の予算というのは恐らく420億円ぐらい、これがピークのときがあったのではなかろうか。現在そういった意味では平成18年度が一般会計でありますが350億円、現在の平成17年度は345億円、6億円ぐらいのところで大体おさまろうしておるわけでありますが、この間かなりの予算の減額があったことも事実であります。それはなぜかと申しますと、その平成12、13年のころの四つの市町村がちょうだいしていた地方交付税というものは約120億円ぐらいありました。昨年は80億円であります。年々下がっています。そして、平成19年度は65億円ということであります。そして、市民の皆様方にもいろいろな意味で迷惑がかかっている部分があるわけでありますけれども、三位一体の改革等々によって税源の移譲、減税の廃止の分の復活だとかというようなことになりましても、確かにこの平成19年度の予算の編成に当たりましても約10億円ちょっとの税収の増は見込めるわけでありますけれども、この地方交付税の実質的な去年とことしの減額、それでも差し引きして5億円足りない。そういう足りない分をどう埋めていくかというようなことで、第三者機関の補助金検討委員会等々をつくっていただきまして、公平な目で検討していただきながらいろいろな分野で補助金やら、また一律カット等の問題などを検討させていただきます。おかげをもちまして今の経常収支比率も93。100以上になったらにっちもさっちもいかないということになるわけでありますが、現在93.3%、これをいかに小さな数字にしていくかというのがこれからの仕事ではなかろうかと、このように考えております。 皆様方もご案内のとおりなぜそういうことを言うかと、こういうことになってまいりますと、この今学校関係でも耐震の関係の仕事をやらさせていただいておりますけれども、小学校20校、もう耐用年数は過ぎております。今耐震に入っておるわけでありますが、中学校が七つのうち二つ、関城中学校と明野中学校が間もなく完成することになっておるわけでありますが、両方の学校を建てかえする。ただ単純にそのまま建てかえると仮にしたとするならば、約400億円ぐらいの金がかかる。こういうことになるわけであります。そうこうしているうちにこの市役所も恐らく三十二、三年たってきておりますから、そろそろ耐用年数の中に入ってくるというようなことが考えられます。これもお金のかかる話になるわけでございます。そのような中で、ちょうど今合併して3年目に入っておるわけでありますが、合併したときの市の起債、いわゆる借金というものはピークでありました。市民11万2,000人の皆様方に対しまして一人頭62万円ぐらいの借金があったわけでありますが、おかげさまでこの2年間平成17、18年の2年間で節約に節約をし、切り詰めるに切り詰めしながら約一人頭60万円ぐらいになってきている。一人1万円節約するということは10億円なのです。そして、これから少ない子供たちにいかに負担を軽くしていくかということで、この借金は返さなければならないし、新しい事業は積み重ねていく。その中でいろいろやっていかなければならないということをひとつ、まずもってご理解をいただきたい。 それらの中で交通指導員さん等々の補助金などもカットさせていただいた話は先ほど担当部長からお話があったわけでございますけれども、今まで交通指導員さん旧下館地区だけでずっと進めてまいりました。この役割というものは大きなものがあったと、私は心から感謝を申し上げておるわけでありますが、つい最近子供たちを取り巻くいろいろな意味での事件、事故が多発しております。それによって交通指導員さんもさることながら、地域のあらゆる団体が子供たちに目を向けてくれているようになってきたことも事実であります。そのような中で子供たちが守られているというようなこともあろうかと思いますので、ひとつご理解をいただきたいと思います。 また、観光事業につきましても先ほど担当部長の方からもいろいろお話がありました。ご案内のとおり今つくばエクスプレスの秋葉原から筑西まで約80分、東京駅、新幹線等々利用していただきますと約60分というようなこと。この筑西市内には水戸線、常総線、真岡線とありますが、九つの駅もあるわけであります。そういった意味ではいろいろな意味でのこういったものを活用した観光というのがこれから考えられるのではなかろうかと、このように考えておるわけであります。また、北関東自動車道も間もなく笠間、そして近い将来そうなるでありましょう桜川筑西インターチェンジの開通も見えてきているわけでありますので、こういったものがこの地域を変化していくのかなと、このように考えております。それはなぜかと申しますと、今までの団体から個人へという一つの観光客の流れがあるのかなと。そして、豪華な食事からその地、それぞれの地域でできるものを味わっていくような方向に大きな流れも変わってきている。このようなことでありますので、これから我々知恵を絞らなければなりませんけれども、そういった意味では知恵の絞りがいがあるのではなかろうか。このようなことも考えておりますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(秋山恵一君) 10番 水越照子君。 ◆10番(水越照子君) ご答弁ありがとうございました。 一つだけ、時間がありませんけれども、公共施設の有料化ということになりますが、減免の考え方で公平性というのは何となく理解できます。ただ、適正な金額という適正というのもちょっとわかりませんが、それと有料となるのにはいつごろから有料というのを始めるのか。わかっている時点でお答えをいただければと思います。 ○議長(秋山恵一君) 水越議員の2回目の質問に答弁願います。 越川総務部長。 ◎総務部長(越川哲泰君) 使用料につきましては今見直しを行っているところでございまして、すべての料金が上がるというものではございませんで、コスト計算の結果、上がるもの、下がるものが出てまいります。減免につきましても各種事業の推進、あるいは市民活動の促進などの観点から多方面から減額、または免除ということを判断する必要があるかと思っております。現在減免する場合、減免しない場合の範囲をどのように設定するか、検討しているところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○議長(秋山恵一君) 10番 水越照子君。
    ◆10番(水越照子君) 時間ありません。ありがとうございました。 適正な金額、価格というのをよろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(秋山恵一君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午前11時00分                                                                              再  開 午前11時10分 ○議長(秋山恵一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 執行部にお願いいたします。答弁は明瞭簡潔にお願いいたします。 それでは、7番、仁平正巳君。          〔7番 仁平正巳君登壇〕 ◆7番(仁平正巳君) 大変長らくお待たせをいたしました。7番、仁平でございます。今回トップをねらったのですが、水越議員に一歩先を越されまして、2番の通告ということで質問させていただきます。 月日のたつのは本当に早いもので、天下分け目のあの関ヶ原のような大激戦の選挙から既に2カ月が過ぎようとしております。その間、世間では目や耳を覆いたくなるような事件、事故が相次ぎ、我が筑西市においては農産物、特に関城地域のナシ農家の皆様におかれましては降ひょう被害が想像以上に大きく、慎んでお見舞いを申し上げ、市議会といたしましてもいち早く支援体制を構築せねばと考える次第であります。 折しも地元選出の赤城徳彦先生が6月1日、新農林水産大臣にご就任され、今後の農林行政に大きな期待とともにご同慶にたえないところであります。 いずれにいたしましても通告に従いまして一般質問を始めたいと思いますが、その前に幾ら請け負い率が73.71%と低いからといってこの議場のカーペット、ひどいですね。座っているだけで綿ぼこりといいますか、抜け落ちた毛玉のような状態になっております。皆さんその足元、気がつきませんか。議会事務局では議場の掃除をするのに大変な思いをしているようですが、品物は安ければいいというものではないと思います。これだけ抜けているということは、恐らく目には見えないけれども、この空気中に舞っているのではないかと想像されるところでありますが、まさかアスベスト関係ではないと思いますけれども、ちなみにこの工事256万5,000円というカーペットの張りかえ工事ですが、この件については通告をしておりませんので、次回行いたいと思いますが、何もこんなにふかふかでなくてもいいのではないかと、財政難の折、こういうところから節約をすべきと私は考える次第であります。 それでは、質問に入らせていただきます。まず初めに、統一地方選における市選挙管理委員会の対応についてお伺いをいたします。任期満了に伴い、合併後初の筑西市議会議員選挙が去る4月22日、第16回統一地方選という形で執行され、晴れて我々26名の新議員が激戦を勝ち抜き、当選の栄に輝き、今それぞれの議席を有しておりますが、今さら言うまでもありませんが、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律が公布され、筑西市選挙管理委員会の議決により今回の市議選が執行されたわけでありますが、公職選挙法第40条によりますと、投票所は午前7時に開き、午後8時に閉じる。ただし、市町村の選管は選挙人の投票の便宜のため必要があると認められる特別の事情のある場合、または選挙人の投票に支障を来さないと認められる特別の事情のある場合に限り投票所を開く時刻を2時間以内の範囲内において繰り上げ、もしくは繰り下げ、または投票所を閉じる時間を4時間以内の範囲内において繰り上げることができるとありますが、今回の統一地方選で茨城県内11市議選のうち筑西市のみが22日の投票日、投票締め切り時刻を2時間も繰り上げ、開票開始時刻もほかより1時間半も早くした特別な理由とは何か。その根拠をお示しいただきたいと思います。 さらに、その割には開票作業の所要時間が3時間40分と県内で最も時間がかかった原因は何か。どのような問題があったのか。投票率等は他市と比較してどうだったのか、お伺いするものであります。また、開票のいわゆる中間発表に問題はなかったか。その実態について詳しくお伺いをするものであります。また、当初50人の立候補者を想定して9,200万円の予算の見積もりをしておりますが、実際には42人の立候補者数で一体幾ら選挙経費がかかったのか。前回私の質問の答弁では、その予算の大きな要因として市内390カ所のポスターの巨大な掲示板の設置と撤去に要する費用が大きいと答弁されておりますが、私はこの掲示板の数は多過ぎるのではないかと考える次第でありますが、選管では適正とお考えかどうか、お伺いするものであります。 次に、職員の執務環境についてお尋ねをいたします。この件につきましては先ほどの水越議員と重複する場面もございますが、私は私なりの視点から質問をさせていただきます。今や健康にまつわる話は語り尽くせないほど我が国は世界一の健康立国であり、健康は命よりも大切であると言われておりますが、これは一部の人に偏った考え方ではなく、市民の健康づくりへの関心はますます高まっておりますが、当然職員も同じてありまして、むしろ肉体的にも精神的にも市民の模範となるべきと言っても過言ではないと考える次第であります。ましてや地方公務員法第30条ではすべての職員は全体の奉仕者して公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念しなければならないとありますが、そのためには理想ではありますが、常に心も体も健康でなければならないと考える次第であります。 そこでお尋ねをいたしますが、スピカビルの3、4階には現在7部25課2室291名の職員が執務を行っておりますが、建物そのものがもともと事務室としての目的ではないにしても、窓が一つもなく、終日蛍光灯の明かりのみで外が晴れているのか、雨が降っているのかもわからず、職員の勤務意欲の欠乏とでもいいますか、いわゆる精神的ストレスは感じないものなのか。職務遂行に何らかの影響がないものか、懸念をしているところでありますが、まず窓が一つもないということは防災上も何ら問題はないのか。あわせてお伺いするものであります。 次に、職員意識の改革と職員の提案制度についてお伺いをいたします。近年地方分権、いわゆる三位一体の改革等により、いずれの地方自治体も財政運営が非常に苦しい状況に置かれていることは今さら言うまでもありませんが、経費の削減はもとより新規政策の見送り、また既存事業の切り捨て等が恒常化しておりますが、市長以下責任ある立場にある者は日夜苦心されているものと存じますが、一部の立場の者だけが工夫をしたり、あるいはかけ声だけで解決されるものではありません。執行部も議会も協働して取り組んでいくことはもちろんであります。 そこで、職員の意識の改革についてお尋ねをいたしますが、職員が常日ごろどのような意識を持っているかによって、行政改革のかぎを握っていると言っても過言ではないと思いますが、都市経営総合研究所の調査では1、新しいものに挑戦する意欲、2、仕事に対する厳しさ、責任感及び問題意識、3、政策形成能力についてと地方公務員の意識について調査をしましたところ、全体の二、三割程度の職員はそういう意識や姿勢を持っているが、あとの七、八割の職員はほとんどないという結果だったそうであります。また、一生懸命やった者が報われるシステムになっているかについては、そういう状況になっていない。縦割りだとか、年功序列の感が強い。やるほどトラブルが発生する。波風なく毎日を過ごした方が利口などの意見も多かったそうであります。これらの結果には、確かにうなずける点もありますが、だからといって見過ごすわけにはいきません。我が筑西市の職員間でもいわゆる下館方式にはついていけない、やる気がなくなるといった話を時々耳にすることがありますが、市長は職員の意識改革の必要性についてどのようにお考えか。また、どのような方法で意識を改革しようとお考えか、ご所信をお伺いするものであります。 さらに、職員の斬新な発想、いわゆる提案に対し各部長は聞く耳を持っているのか。すなわち提案制度が確立されているかも、あわせてお尋ねをいたします。 最後に、明野ふれあい祭りとクリーンアップ明野についてお伺いをいたします。本年3月選挙前の慌ただしい時期ではありましたが、本年第1回定例議会において市長のいわゆる施政方針の中で、豊かさをはぐくむ産業と観光のまちづくりについて市長は祭りや地域交流、イベントにつきましては市の一体性を図る観点から引き続き実施をしてまいりますと明言しておりますが、本年度の予算を見てみますと明野ふれあい祭りについては査定ゼロの予算ゼロというまさに血も涙もない切り捨て御免で、まさに江戸時代の辻斬りのような政策であります。ちなみに、昨年度の予算は明野ふれあい祭りに関しましては250万円と記憶しておりますが、この明野ふれあい祭りは約20年前から毎年11月の文化の日を中心に明野の文化と産業の祭典として地域に根差した文化や産業を見詰め、人と人との交流や地域のコミュニティーの醸成を図り、文化意識の高揚、産業の振興、さらにはふるさとへの意識づくりなどを地域住民が主体となって開催することにより、さらに魅力に満ちた活力ある地域を目指して少ない予算で最大の効果を創出してきた明野地区最大のイベントであります。それが財政の厳しい折からという理由だけで、予算ゼロで明野ふれあい祭りはやめろと言っているのか。 また、先般平成19年度環境保全茨城県民会議ほう賞を受賞いたしました、クリーンアップ明野に対する今年度の補助金も昨年75万円あったものがゼロとはどういうことなのか。このクリーンアップ明野は平成5年から14年間にわたり住民と行政が一体となってごみの減量化及びリサイクルの推進、環境美化に取り組み、もともとごみの排出量は旧明野町は茨城県一少ない自治体であり、今では筑西市全市的な広がりを見ようとしているところでございます。ひいては地球温暖化対策にも効果的な活動と言っても過言ではないと思いますが、これではせっかく根づいてきたクリーンリサイクルタウンへの意欲が、役員さん初め市民もなくなってしまうのではないかと懸念されますが、市長が言われる環境と心と福祉というスローガンとこの二つの事業の補助金を切り捨てるという政策の整合性をどう理解すればいいのか。市長のご所信を改めてお伺いするものであります。 以上、大きく4点について質問をさせていただきましたが、明快なるご答弁を期待いたしまして1回目の質問といたします。 ○議長(秋山恵一君) 仁平議員の1回目の質問に答弁を願います。 越川総務部長。          〔総務部長 越川哲泰君登壇〕 ◎総務部長(越川哲泰君) 仁平議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。 まず、統一地方選挙における選管の対応についてでございますが、まず投票時間の繰り上げにつきましてはただいま仁平議員さんのご質問にありましたとおり、公職選挙法第40条第1項に投票所は午前7時に開き、午後は8時に閉じる。ただし、市町村の選挙管理委員会は選挙人の投票所の便宜のためということが規定されております。それで平成19年1月11日開催の第1回選挙管理委員会におきまして、投票時間を午後7時から6時ということで議決をいただいたところでございます。繰り上げの理由といたしましては、期日前投票を告示の翌日から投票日までの前日まで、8時半から午後の8時まで市内4カ所、本庁と支所3カ所で実施しておりますので、投票時間を2時間繰り上げることにより選挙人の投票に支障を来さないと認められるということで投票時間の繰り上げとなったわけでございます。 また、開票時間につきましても公職選挙法第65条に開票はすべて投票箱の装置を受けた日、またその翌日に行うとありまして、平成19年4月3日の第5回選挙管理委員会におきまして開票の場所、日時を決定しまして、4月15日に告示をしたところでございます。 次に、開票時間のおくれの原因についてでございますけれども、午後9時55分の発表時点で95%の開票率でございました。その後の最終決定まで1時間15分を要したところでございますけれども、これは疑問票を処理する場合、一応すべての投票はだれの候補者に対して投票されているかという前提でなるべく無効票を出さないというように慎重に点検をしておりまして、今回42人という立候補者が多かったため、どの候補者に対して投票をしたのかを判断する時間にその時間がかかったというものであります。また、案分票でございますけれども、氏(うじ)、氏名の候補者が2人以上ある場合にはその同一の氏名、氏名(うじな)のみの記載した投票は有効でありまして、これらの投票は関係各候補者の正規の有効投票に応じて案分されるということがありまして、それらに関係する候補者が7名おりました。すべての票が確定された後、この案分票を計算するために、その時間がかかったものと思われます。 次に、中間発表の仕方につきましては、今回投票用紙読み取り分類機を8台使用しまして、開票を実施してまいりましたけれども、機械により多少分類する速度に差は出ておりましたけれども、2回目以降の中間発表は発表する票数をそろえることなく機械で分類された順に票を流し、中間発表時点で集計されている票を無作為に発表したものでございます。その結果、9時の時点で200票でも当選、800票でも落選という結果になってしまいました。今後今回の結果を踏まえまして、中間発表を実施するか、しないかを含めまして中間発表の方法を検討しなければならないと考えているところでございます。どうぞご理解を賜りたいと存じます。 次に、選挙経費につきましては当初予算が9,195万7,000円で、支出済額は未払い分が残っておりますけれども、5月末現在におきまして約5,748万7,000円で62.7%の執行率でございますので、結果的に約6,000万円ぐらいの経費になると見込んでございます。また、投票率につきましては、選挙当日有権者数が9万932人で投票人員が6万6,001人で投票率が72.58%でございました。 次に、ポスター掲示板の設置数につきましては、ポスター掲示場の設置は公職選挙法第144条の2及び筑西市議会議員及び長の選挙におけるポスター掲示場の設置に関する条例の規定に従いまして実施しております。また、その設置数につきましては、公職選挙法施行令第111条第1項に投票区ごとに選挙人名簿を登録者数、それと面積によりその数が定められておりまして、今回の市議会議員選挙におきましてもこれらの法令に従いまして総数390カ所の掲示場を設けたものでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、スピカビルの職員の執務環境についてでございますけれども、スピカ分庁舎につきましてはご指摘のように窓はございません。事務所衛生基準規則第3条では事業者は部屋においては窓その他開口部の直接外気に向かって開放することができる部分の面積が常時床面積の20分の1以上になるようにしなければならない。ただし、換気が十分行われる性能を有する設備を設けたときは、この限りでないとなっております。スピカ分庁舎につきましては水越議員さんに答弁させていただいたとおり、換気につきましても十分行われている設備を設置しておりまして、また照明についても十分な照度を保っているところでございます。スピカ分庁舎の職員の健康につきましては、現在具体的な問題は出てきておりませんが、職員の健康管理につきましては疲労やストレスを感じることが少ない、快適な職場環境を形成していくことが極めて重要でありますし、かつ快適な職場環境の形成を図ることは職員の有する能力の有効な発揮や職場の活性化にも資するものと考えられますので、職場巡視により産業医の先生の意見等を聞きながら、問題の起こらないように適切に対処してまいりたいと考えております。また、防災上の問題についてでございますけれども、建築基準法第87条の規定に基づきまして用途としまして店舗から事務所にすることは法律上、防災上、問題はないと理解しておるところでございます。 次に、職員意識の改革と職員の提案制度のうち、意識改革の必要性についてどのような方法で改革をしようとしているのかのご質問でございます。地方分権が推進される中にあって、地方公共団体は自己責任、自己決定の原則による行政運営が必要となっておりまして、このような体制を構築するためには職員の意識改革が重要であると言われております。本市におきましても職員の意識改革を図る必要性から各種計画等におきまして、職員一人一人がみずからの使命を自覚し、市民の立場になって考え、課題を発掘し、解決していく職員の育成をしております。また、人事評価制度の確立が必要であることから、この実現に向けまして既にワーキングチームを立ち上げまして、現在詳細検討に当たっております。さらに、今年度は人事評価制度の集中を図るべく、幹部職員の研修を予定しているところであります。現在まで実施している改革の制度としまして、筑西市職員提案制度が挙げられます。筑西市職員提案制度は職員一人一人が問題意識を持ち、市政全般の能率の向上や行政運営の効率化を図ることを目的に、平成17年度から事務事業の改善や市の施策に関する提案を募集しているものでございます。また、今年度から行政評価システムを企画課の方で実施しておりますけれども、このシステムも目的の一つとして職員の意識の改革を図るものとしております。筑西市行政評価システムは現在の事務事業に対する評価を職員みずから行うもので、意識改革のため実施するものでございます。 次に、職員の斬新な発想に各部長が聞く耳を持っているのかにつきまして答弁をさせていただきます。筑西市は職員一人一人が問題意識を持ち、市政全般の能率の向上や行政運営の効率化を図ることを目的に、筑西市職員提案制度実施要綱を策定しました。平成17年度から、年間を通じまして事務事業の改善や市の施策に関する提案を職員から募集しております。また、職員の改革意識の高揚を図るため、6月の1カ月間を強調月間として募集テーマを定めて実施しております。職員提案は平成18年度までに94件の提案が寄せられております。内訳は、事務処理の改善に関するもの36件、市の施策に関するもの58件でございます。職員提案は各部の次長クラスで構成し、副市長が委員長である事務改善委員会においてすべての提案について創造性、実現性、効果の視点から評価を行いまして、財政事情等を考慮しながら採用すべき提案の選択を行っております。その後採用すべき提案を庁議に諮りまして各部長の意見を聞く機会を設け、実現可能な提案は直ちに実施し、遅いものでも次年度当初から実施に向け調整を行っております。寄せられた提案94件のうち採用した提案は20件でございまして、事務処理改善に関するもの8件、市の施策に関するもの12件となっております。提案実現の事例を直近のもので申し上げますと、本庁1階フロアのフロアマネジャーの設置、それからきのう始まりましたけれども、毎週木曜日の開庁時間を午後7時までとする開庁時間の延長、それからAEDの設置、文書作成マニュアルの策定、全課における事務処理マニュアルの策定などが挙げられます。今後とも職員の意識改革、自発性の高揚のため職員提案制度を継続してまいりたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、木村経済部長。          〔経済部長 木村達夫君登壇〕 ◎経済部長(木村達夫君) 仁平議員さんのご質問にご答弁をさせていただきたいと思います。 ご質問の明野ふれあい祭りにつきましては、議員さんご指摘のとおり11月の初旬に、長い間明野地区の文化と産業の祭典というようなことで開催されてきたわけでございます。今年度につきましては明野地区といたしましてひまわりフェスティバルを重点事業といたしまして、位置づけをさせていただいたところでございます。ご承知のように健全な財政運営の確立に向け、地域限定版等々の事業の原則の廃止、継続事業、補助事業等の見直し、さらには市単独補助金の廃止や削減などが行われてきたところでございます。ひまわりフェスティバルにつきましては明野から長い間愛着を持っておられたわけでございますけれども、市民のみならず、はとバスのツアーコースにもなっており、多くの観光客が訪れておるところでございます。今後につきましても筑西市の観光の目玉として、ひまわりフェスティバルの拡充を図ってまいりたいと、このように考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(秋山恵一君) 次に、小野木市民環境部長。          〔市民環境部長 小野木孝徳君登壇〕 ◎市民環境部長(小野木孝徳君) お答えを申し上げます。 クリーンアップ明野に対する補助金カットにつきましてご質問いただきましたが、このことにつきましては平成18年11月に筑西市補助金等検討委員会の答申結果や、厳しい市の財政状況を勘案いたしまして判断に至った次第でございますので、ご理解いただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 冨山市長。          〔市長 冨山省三君登壇〕 ◎市長(冨山省三君) 仁平議員さんの質問にお答えをしてまいりたいと思います。 それぞれ担当部長の方からるる答弁があったところでございますけれども、先ほどの職員の意識の改革等々につきましては、市役所は市民の皆様方に役に立つところ市役所と私はこのようにとらえております。その中でやはりスピードとか、いわゆるコスト意識というものが非常に低い団体だとこのようにとらえておりますので、常日ごろそのような話を通じて意識の改革等々もさせていただいておるわけであります。また、今総務部長の方からもお話がありました。昨年度につきましては94件の職員提案がございまして、そのうちの20件が採用になりまして、事務処理の改善等々に8件、市の施策に関する件についての提案が12件というようなことで20件提案がされておるわけであります。これからもどんどん職員の皆様方からその提案が多くなってきたらいいなと、このように考えておるわけであります。 そして、また先ほどお話に出てまいりました明野地区最大のイベントであるとこのように申されております仁平議員さん、これはそれぞれの地域において商工会、商工会議所、またはJA等々と一緒になった事業がとり行われておったわけでありますが、これらにつきましても先ほど説明がありましたとおり厳しい財政の中で健全な財政経営の確立に向けて地域限定版事業の原則廃止、継続事業、補助事業の見直しや延期、市単独補助金の廃止や削減、費用対効果の再検証などに基づき事業の見直しが行われたわけでありまして、先ほどの明野ふれあい祭りばかりでなく、旧下館市の中でとり行われておりました商工会議所の青年部が主催する商工まつり等々につきましては商工会議所がいろいろバックアップをして開いているのだなと、このように考えております。また、農業祭り等々も行われておるわけでありますが、これらについてはJAが側面から支えているのかなと、このようなことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 また、クリーンアップ明野並びに下館地区資源リサイクル協力員会等々のお話も出てまいりました。とにかくポイ捨てやら何やら不法投棄の問題などなどいろいろな問題があったわけでありますが、それらの団体の皆様方が中心になって、まさに以前と比較しましたら大変すばらしいものができた。現在そういった意味ではまさにそれぞれの皆様方の功績というのは大きいのかな。私は心から敬意を表しておるわけでありますが、ご案内のとおりこれからの時代は財政の問題もございますけれども、市民の皆様と一緒になって協働で地域づくり、またはそういったものも進めていかなければならないだろうというようなことで、既にそっちへ入ったのかな。補助金がなければものができないというのではなくて、補助金等々なくてもいろんな事業がいろんな方向に進んでおることも事実でありますので、そういった期待をこれからもし続けてまいりたい。このように考えております。 以上であります。 ○議長(秋山恵一君) 7番、仁平正巳君。 ◆7番(仁平正巳君) ただいま、まず市長の答弁の方から入りたいと思いますけれども、再質問させていただきます。 財政事情の困難な理由からさまざまな補助金カットを続けてきたと言われておりますけれども、部長も答弁しておりましたけれども、明野のひまわりフェスティバルと明野ふれあい祭りは性質の全く違うイベントなのです。ひまわりフェスティバルの方は旧町民もそうですけれども、主に首都圏の観光客をねらったイベント、ふれあい祭りはそこに住んでいる人たちが、まさしく触れ合いをする、そういうイベントでございます。例えば各種団体がそういう祭りで多少の利益を得た場合、その活動団体の資金源にしたり、あるいはユネスコを通じて寄附金を送ったり、また被災地に義援金を送ったり、市にさまざまな寄附をしている団体もございます。これがさあ今度は皆さんでやりなさいということで、補助金ゼロで急にやれと言ってもなかなか無理なのです。行政と住民とは一体となって協働していくのが、まちづくりの基本であると私は考える次第であります。ましてこのふれあい祭りは市長ご存じかどうかわかりませんが、毎年先ほども触れましたが赤城農林水産大臣がみずからお見えになって来賓としてのごあいさつをいただいたり、また近々進出しますファナック社のロボットの展示があって、子供たちから地域の人もみんなそういうものを見て、展示をしたものを見たり、さわったりして理解している。非常に重要な祭りであります。明野でひまわりをやるからふれあい祭りはゼロだと。こういうやり方は、合併しても意味がないではないかと私は思うのです。さらに、先日立派な筑西市総合計画というものが発表され、冊子になって手元に届きましたけれども、本市ではこれまでそれぞれの地区で培われた伝統芸能を継承し、また各種行事、イベントを実施しながら市民交流を図ってきました云々と書いてあります。各種行事、イベントを通じた交流の一層の発展が今後期待されています。このようなことから今後とも各地域で継承されてきた祭りや各種交流イベントを継続し、市民相互の交流の活性化を図るとともに、それを支えるイベントボランティアの育成、支援などが必要となっています。こういうふうに書いておきながら、やっていることは切り捨てでしょう。ですから、250万円あったものは徐々に減らしていきます、今年度は申しわけないけれども、皆さんでやっぱり手弁当でやってもらうのにもちろん食糧費とかそういうのは計上してませんけれども、250万円だったら半分にして徐々に皆さん独自でやっていった方がいいではないかという、そういう行政指導的なやり方がいいのではないかと思うのです。いきなりゼロでは、もっとほかに市長、切らなくてはならないところがあるのではないですか。私はそう思うのですけれども。 それから、さらにここに書いてあるのです。格好いいことばかりです。全部できたら理想です。夕張市など関係なくなってしまいますけれども、第3節、これはページを言いますけれども、119ページに循環型社会の形成、非常に理想とすることが書いてあるのです。ここにも。いわゆるごみの排出量を減らして地球温暖化対策にも寄与しましょう。また、リサイクルしましょう。不法投棄を防止しましょう。いろいろ書いてあります。まさしくクリーンアップ明野はお隣に座っている古宇田副市長も一生懸命取り組んできた明野の事業でありまして、これが今筑西市に波及しようとそういう時期であります。ちなみに、皆さんご存じかどうかわかりませんけれども、合併前、下館市では年間1万4,313トンもごみが出ているのです。明野はそれは人口も少ないですよ、比較すればわかるとおり明野は2,200トンしか出ていないのです。これが茨城県一少ない。これはクリーンアップ明野が一生懸命努力したたまものなのです。これに対する75万円の補助金を、これもゼロにしてしまって、今もう明野では月に1回のリサイクルの日に瓶のふたまで分別して、そういうことをやっているのです。皆さん一丸となって地域として取り組んでいる。それを補助金、では補助金というのは最初何の目的のためにつけたのか。補助金というものは例えばそれが事業円滑にいくために補助をして、おおむね目的が達成されたらゼロでもいいのだと思いますけれども、今発展途上なのです。今。言っては悪いですけれども、明野のクリーンアップ明野が筑西市の皆さんに教えているところなのです。ごみの出し方を。そういう時期に、今言ったとおりごみの数字で出ているわけです。1万3,000トンと2,000トンのこの差、これからごみは出していかないようにリサイクルしようとしているところですので、この件はもう一度。まさかゆうゆうクラブのように1,200名の署名を集めれば復活するというわけではないでしょうから。 それから時間がありませんので少し急ぎますけれども、合併当初分庁方式はとらないと言っておきながら、やたらにスピカビルの3、4階を分庁、分庁というのです。分庁方式をとるのであれば、今あいている関城、明野、協和の支所を使えばいいではないですか。具体的な問題は発生していないと、職員の健康上も。それは総務部長の考えていることで、あそこに入っている職員はストレスを感じているのです。ただ、言ってもしようがないから言わないだけの話で。では、問題が発生してからどうするのですか。快適な環境で執務を行うって、別にそんなに快適でなくてもいいとは思うのですけれども、全体の奉仕者ですからね。 それから、もとに戻りますけれども、選管の対応なのですけれども、私が聞いているのはどうしてそう2時間も繰り上げたりしたのかという、単純な質問なのですが、実は今回統一地方選ということで合併した市がたくさんございまして、例えば古河市などは投票総数が7万8,000、約7万9,000票あって、ちゃんと開票開始も21時からほかと同じにやっているわけなのです。それで3時間05分しかかかっていないのです。しかも古河市、皆さんも既にご案内のとおり定数30人のところへ58人もの立候補者が出て、これはもう開票には相当エネルギーと時間がかかってしかるべきなのです。新聞発表によりますと筑西市では先ほども出ましたが、自動読み取り機を他市から借用してスピード化を図るというようなコメントが選挙前にあったのです。にもかかわらず3時間40分。私は時間がかかったことが問題と言っているわけではないです。これは多くの職員が時間外勤務手当というのが出るのです。経費削減、いろいろなことを財政上の問題とか言っていますけれども、職員がそれだけ長い時間作業をするということはお金がかかるということなのです。ただではないのです。そういうところでスピードアップしてくださいよと、しかもほかでは開票作業のリハーサルや作業台の設置や開票手順、そういうことを模擬開票作業などやっているのです。筑西市はそれをやったのですか。 それから、投票入場券、いわゆるはがきを破いて入場券にするようなシステムだったと思うのですが、それをどこかになくしてしまったと。これをなくしてしまうと選挙に行けないのではないかという有権者が相当おりました。恐らく、選挙公報を出していますという答弁をされると思うのですが、市民はそういうことはよくわからないのです。ですから、入場券の色を変えるとか、何かわかるように。入場券がなくても本人ならば投票できますというような周知徹底、これをしていった方がいいのではないかと思うのです。さらに、その22日の投票日、午後6時までですよということも周知されていないので、現実に私確認しておりますけれども、夜の7時ごろ投票所に行ったらもう閉まっていた。投票できなかった方が随分おります。選管ではよく投票率のアップとかとよく言うでしょう。そういうことをやっていながら、自分たちの都合だけで、選管で恐らく議決をしたという話になると思うのですが、実は通告したとき私は選挙管理委員長に指名しているのです。総務部長に聞いているわけではないのです。総務部長が代表してしゃべるのであれば、その選管の会議は総務部長の誘導によって早くした方がいいと言わなかったですか。それでこのありさまです。県内一遅い3時間40分。少しは恥ずかしいと思ってくださいよ。時間のおくれのことを言っているのではないです。膨大な職員の時間外手当が出ているということなのです。そこを重要視したいのです。常総市などはたしか28票だか36票だかの差で新市長が出ておりますが、市議会議員の選挙と同時選挙をやっているのです。でも筑西市より早いのです。やっていることが。ですから、そういうことも踏まえて選管では今後の課題としてこの夏の参議院選挙の投票率アップの方策、あるいは開票のスピードアップ、どのように考えているか。職員の皆さんは感じないかもしれませんが、ここにいる我々議員、それから市長、選挙の厳しさ、選挙の怖さ、物すごくナーバスになっているのです。それが中間発表で、もうはっきり言います。私が400、ある議員が800、それで800の議員さんが落選しているのです。こんな発表の仕方ありませんからね。日本全国行っても。こういうことをやっておいて、一部では聞いていますよ。もう万歳してしまったと。当確を出してしまったと。そのとき私が400、200の人が私よりもグーンととって当選ですよ。こんな選管の発表。それでは自動読み取り機など必要ないでしょうよ。3時間40分もかかっているのだもの。我々はもう死ぬか生きるかの、冒頭に天下分け目のという表現をさせていただきましたが、まさしく私などは布団かぶって、確定が出るまで外に出られないほど気が小さい人間ですから、ナーバスになっているのです。そういうことも含めて、今後の選管の対応については間違いのないようにお願いをして、また答弁をお願いしたいと思うのですけれども。 それから、職員の提案制度、これは平成17年から取り入れてやっているということで、非常に評価に値することだと思います。隠れた人材の発掘にもつながることでもあるし、また行政運営の改善、それから事務能率の向上、経費削減などにも斬新な芽が近い将来大きな実を結ぶ提案が出るかもしれませんので、各部長、あるいは四役の方も職員の発想に耳を傾けてやってください。一部ではどうせ言ったって取り上げてもらえないから、市長に気に入られている人間だけが取り上げてくれるのだ、そういう話、私は言ってません。そういううわさを私は聞いています。そういうことを言っている人もいますので、もっと広くこれからもどんどんやってほしいと思います。 以上で第2点目です。 ○議長(秋山恵一君) 仁平議員の2回目の質問に答弁願います。 木村経済部長。 ◎経済部長(木村達夫君) 明野ふれあい祭りの件でございますけれども、4市町の合併当時におかれましては各ブロック、ブロックでのおのおののイベントがあったわけでございます。いわゆる財政事情等々の逼迫によりまして明野地区のふれあい祭りだけの削減をさせていただいたわけではございません。関城地区のどすこいペアのイベントも、平成18年度800万円を平成19年度は500万円にさせていただいた。さらには小栗判官まつりにおかれましても平成18年度800万円から平成19年度は500万円に落とさせていただきました。また、明野ふれあい祭りにつきましては平成18年度は250万円でございました。そして、ひまわりフェスティバルは500万円。明野ふれあい祭りでは昨年まで250万円を計上させていただいたわけでございます。しかしながら、財政の健全化というようなことを踏まえました場合に、どうしてもこのような事情の中でカットさせていただきました。地域限定の原則的な事業の廃止というような方向を踏まえた中でなされてきておりますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。          (「理解してないから質問しているのだよ」と呼ぶ者あり) ○議長(秋山恵一君) 次に、小野木市民環境部長。 ◎市民環境部長(小野木孝徳君) お答え申し上げます。 まず、仁平議員さんには環境行政に深いご理解を賜っておりまして、感謝申し上げたいと存じます。話題となっておりますクリーンアップ明野につきましては、先般総会が開かれたそうでございまして、会は引き続き事業を継続していくということだそうでございます。そして、これに充てる財源につきましても資源リサイクル事業の収益金の一部、2割程度を団体の活動費に割いていきたいということでございました。なお、下館地区資源リサイクル協力員会につきましても今年度から旧3町地区の制度にあわせて資源リサイクル事業の収益金の一部が還元されまして、当該団体としての活動をしていきたいということでございますので、団体がみずから取り組もうという意思が示されてございますので、行政としましては今後もできる範囲で側面支援といいますか、そういう面で協力してまいりたいと思いますので、議員さんもよろしくご指導のほどいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 越川総務部長。 ◎総務部長(越川哲泰君) まず、スピカビルの執務環境でございますけれども、疲労やストレスを感じることが少ない快適な職場環境ということに配慮しておりまして、窓がない分、観葉植物等を執務室のところどころに配置いたしまして、職場環境を現在整えているところでございますけれども、先ほど答弁させていただきましたとおり産業医の先生とともにスピカ分庁舎の重点的巡視を予定しておりますので、そのときに先生にいろいろご意見を伺いたいと存じます。 それから、選挙についてでございますけれども、開票手順につきましては予行演習もしております。そして、いろいろな工夫をしておりまして、開票台の高さを、立って開票するのに職員の疲労のない高さに調整をしたり、あるいは早く動けるために運動靴にしたり等を工夫しているところでございますけれども、今後もっと早い開票ができるように工夫をしていきたいと存じます。 入場券につきましては、なくても入場ができますということで、問い合わせがあった場合にはお答えをしているところでございますけれども、これを広報紙等で広報した場合、入場券を持ってこないで投票所に来るということですと混乱が予想されますので、この点については広報はいかがかと思われます。 それから、午後6時までという投票時間の周知方法についてはいろいろな広報をしたところでございますけれども、もう少し工夫をしていきたいと存じます。 それから、開票が3時間40分かかりまして時間外ということでございますけれども、開票が終わった順に職員は退席していただいております。それで役割が残っている者については残ってもらって執務をしてもらうというようなことをやって、工夫はしておりますけれども、今後ともスピードアップに全力を挙げたいと思います。時間外でございますけれども、今回の予算からしますと職員手当につきましては65%ぐらいの職員手当で執行したところでございます。 それと200で当選、800で落選という件でございますけれども、2人とか3人の候補者の場合は票の出方が見ていてわかりますので、発表のときにその考慮をするというようなこともできますけれども、42人という大変多い候補者でありましたので、どの候補者がどのぐらいとるかというようなことは見ていてもわかりませんでした。それで機械で票数を出たものを無作為に発表したということで大変ご迷惑をかけました点、今後どうするか、もう少し考えてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 冨山市長。 ◎市長(冨山省三君) 仁平議員さんの方からクリーンアップ明野の実績等々につきましていろいろお話もあったわけであります。当時下館が1万1,000トン余のごみを排出しているときに明野地区では2,000トン台だったと。これはまさに県内でもすばらしい功績と実績だと。私はこのように考えております。世の中の方もこの実績も短時間の中でできたのではございません。長い時間をかけて皆様方が努力してくれた数字のたまものであります。これからも補助金はなくても、どうぞひとつ筑西地域の皆様のごみの減量化並びに県内の市町村のためにもお骨折りをいただきたいなと、私はこのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(秋山恵一君) 7番、仁平正巳君。 ◆7番(仁平正巳君) しつこいようですけれども、一つだけ選管の対応でお伺いをしておきます。 先ほど来工夫をして、工夫をしてと言っておりますけれども、具体的な工夫策を今聞いてもしようがないですけれども、持ち帰り票の1票、これは各投票所で立会人の方が恐らくじっと見ているような気がするのですが、どうしてしまったのですか。持ち帰り票の1票の判定はどういうふうにしたのですか。数が合わなかったから持ち帰り票という表現をしたのですか。その点だけ聞かせてください。 ○議長(秋山恵一君) 仁平議員の3回目の質問に答弁願います。 越川総務部長。 ◎総務部長(越川哲泰君) 持ち帰り票と申しますのは、立会人がわからないで持ち帰られてしまったために持ち帰り票ということでございますので、立会人が気がつけば入れていっていただくということで、その場で注意してございます。票が合わなかったからと言われればそれまでなのですが、そのとおりでございます。 ○議長(秋山恵一君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 0時 9分                                                                              再  開 午後 1時 2分 ○議長(秋山恵一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 11番 尾木恵子君。          〔11番 尾木恵子君登壇〕 ◆11番(尾木恵子君) それでは、午後1番目の質問をさせていただきます。 初めに、先月10日に降ったひょうにより被害を受けた農家の方々に心よりお見舞いを申し上げます。報道によりますと筑西市の特産物のナシの被害額は約6億9,000万円、葉たばこ1,600万円とのことで、生産者の半数以上が被害を受けるという大変な災害になってしまいました。生産者の方々の心情を思うとき一日も早い支援を望むものであります。県知事も降ひょう被害の現地調査を行ったようでありますが、当市ではどのような対応をされたのでしょうか。これより質問に入りますので、ご答弁をよろしくお願いいたします。 もちろん当市においても被害の調査や対策会議が開かれたと思いますが、どのような体制で実施されたのか、担当部長にお伺いいたします。 また、これほどの被害があったのに議員には何も報告がありませんでした。私は議員にも知らせるべきではと思うのですが、この点いかがでしょうか。お考えをお聞きしたいと思います。 次に、福祉行政についてお伺いいたします。学童保育についてでありますが、学童保育は子育て支援として共働きの家庭にとても喜んでいただいている事業であります。お母さん方からも対象学年の引き上げや利用時間の延長等たくさん要望があります。これからもますます拡充が望まれるところであると思いますが、現在の筑西市の状況はどのようになっているのでしょうか、お尋ねいたします。 また、村田小学校での学童保育、これは教育委員会になるのでしょうか。この村田小学校での学童保育はモデルとして実施されてきたと伺いましたが、どういう形で行っているのかをお伺いいたします。 次に、総務行政について2点お伺いいたします。まず、1点目は公共施設の有料化についてであります。先ほど水越議員さんからも質問がありましたが、もっと詳しいご答弁をいただきたく、私も質問をさせていただきます。今までは各種ボランティアの方々の会議などにおいては使用料が無料でありましたが、今後使用料が取られるようになると心配している声がたくさんあります。また、女性会などからも独居老人の配食を行っているグループの打合会のための会議室の使用料まで払わなければならなくなるというような苦情も聞いております。そこで今後の使用料についてはどのようにお考えなのか、お伺いいたします。公共施設はボランティア、女性会、老人会、その他さまざまな活動で利用されているところでありますが、公共施設の本来の役割はどのようなものなのでしょうか。また、これらの方々に対しても使用料を徴収すべきものなのかどうか、お伺いをいたします。 2点目に、投票率アップについてお伺いいたします。この件につきましては大分前にも質問させていただきましたが、その後の改善が見られませんでしたので、再度質問をいたします。ことしは4月に統一地方選挙があり、またこの夏には参議院選挙があります。そこで気になるのが投票率であります。投票率については茨城県も過去の参議院選挙において全国最下位という状況にあり、この夏の参議院選挙では最下位を脱出しようと、趣向を凝らして選挙啓発に取り組んでいるようであります。当市におきましても合併後に執行された選挙の投票率を見ますと、4月の市議会選挙が72.58%、一昨年9月の県知事選63.7%、同時に衆議院選63.29%、同じく一昨年4月の市長選39.93%でした。投票率は有権者の関心の度合いに大きく影響されるところでありますので、選挙啓発運動は大事なことだと思います。ですから、まず当市の選挙啓発の取り組みについてお伺いいたします。 また、投票率をアップさせるためには投票に来る方々の立場に立った配慮が必要ではないかと思います。例えば投票所の位置的な状況の整備や投票所内の整備等についても検討すべきではないでしょうか。特に私の住んでいる地区の川島公民館の駐車場への出入り口は信号に近く、大変危険で渋滞もしてしまいます。ですから、車で行く人はちゅうちょしてしまうようなこともあるようです。そのためか川島公民館の投票率はいつも市全体の投票率より5%から13%も低い状況であります。このことは以前から指摘し議会でも取り上げてきましたが、改善されておりません。また、入り口に階段があるほかの投票所でも高齢者の方や車いすの方からは面倒だから選挙に行かないとの声もあります。投票所内の記載台においても高齢者や車いすの方には高くて書きづらいし、低い記載台を用意するなどの配慮もすべきではないかと思いますが、以上のような点についてどのようにお考えなのか、お伺いをいたします。 次に、企画行政の新公共交通システムについてであります。この10月から従来の元気号や触れ合い巡回バスにかわるものとして新公共交通システム、(仮称)デマンドタクシーが試行運転されることになりました。利用数の少ない大型バスを巡回させているより効率的であるとは思いますが、これによりシルバータクシーの助成も廃止されます。シルバータクシーの現在の利用状況を見ますと、平成18年で延べ772人の人が利用し、そのほとんどが病院と医療機関への利用であります。このほど市民病院も第2、第4の土曜日の診療を開始したり、以前の休日応急診療所では月曜から土曜日の平日、午後7時から9時までの夜間診療も開始されたところであります。しかし、デマンドの運行状況では月曜日から金曜日の午前8時から午後5時までとなっており、市がせっかく始めた事業にも対応できない状況にあります。市民の方々の利便性を考えると好きなとき、いつでも使えるシルバータクシーの助成事業は存続してもいいのではないかと思うのですが、その点どのようにとらえているのか、お尋ねいたします。 また、デマンドタクシーについては市民にまだ十分理解されていないように思います。先ごろも明野地域で10月から元気号がなくなってしまって大変だとの話を結構聞きました。でも、それにかわってデマンドタクシーというものがあるとの話は出てまいりません。もっと市民の皆様に周知徹底を図る必要があると思いますが、今後どのような計画で進めていくのでしょうか。あわせてお伺いいたします。 最後に、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。初めに、私ども公明党がかねてから要望しておりました開庁時間に市役所に来られない方々への対応として、この6月から市役所窓口の時間延長が開始されたことは市民の皆様の利便性にこたえるものと評価しております。また、住民の安心のため夜間休日一次救急診療所においてこれまでの休日診療に加え夜間診療もできるようになり、病院のやっていない時間帯の子供の急な発熱や体のぐあいが悪くなったとき診てもらえる体制ができたこともやはり評価するものでありますが、市民の方からしますと身近な生活の部分で補助金がカットされたり、使用料が取られたり、税金が上がったりとマイナス面が強く感じられ、今でも合併しなければよかったとの声が聞かれる状況もあります。 そこで市長にお伺いしたいのですが、市の財政が厳しいことは市民だれもが認識しているところであります。しかし、財政が厳しいからといって一律に予算をカットするのではなく、それでは市民は納得できないと思います。たとえ財政が厳しくてもこれだけは譲れないというもの、例えば子育て支援のこの施策は予算を削らずにやっていこうというようなポリシーはお持ちではないでしょうか。ぜひ市長のポリシーをお聞かせいただきたいと思います。 それから、もう一点、再々リニューアルしても復興できないスピカの問題について、今後どのような方向づけをしていくのか。市長のお考えをお伺いし、私の1回目の質問を終わります。 ○議長(秋山恵一君) 尾木議員の1回目の質問に答弁を願います。 木村経済部長。          〔経済部長 木村達夫君登壇〕 ◎経済部長(木村達夫君) ただいま尾木議員さんのご質問の中にございましたように答弁をする前にでございますけれども、5月10日のひょう害につきましては議員さん方々に大変ご心配をおかけしましたことを、被害者農家にかわりましてまず御礼を申し上げる次第でございます。 それでは、尾木議員さんのご質問にご答弁をさせていただきたいと思います。5月10日の降ひょう被害調査及び対策会議の体制についてというようなご質問でございましたけれども、まずひょう害の概況についてご説明をさせていただきたいと思います。5月10日の16時半過ぎに本市南部の関城地区、いわゆる河内、黒子から下館地区の房山、野殿のこのラインを中心に数回にわたりまして雷雨とともに親指大、さらには小豆大等の降ひょうがあったわけでございます。特にナシ、葉たばこというような農産物に被害を受けてしまったわけでございます。順調に生育をしてきたナシ、市の特産物であるナシでございますけれども、収穫が皆無というような圃場もあり、広範囲にわたって甚大な被害を受けてきたことも事実でございます。そして、市長の招集あいさつの中で第1回目の県への被害状況の報告をさせていただいたときにはナシ、たばこ合わせまして7億1,000万円というふうな数字を出させて報告をさせていただいたわけでございますけれども、その後農協、普及センター、行政というようなことで再三にわたり圃場の調査をし、さらには生産者から被害調査を個々に出させていただいた結果、きのう集計が出まして、7億1,000万円のところの被害が約4億3,950万円、そういうふうな数字に減額されてきたというようなことでございますので、まずもってご報告と、被害額の変更をさせていただきたいと思います。そして、10日の午後雷が下火になりますと同時に農政課の職員、JA北つくばの職員と合同の現地調査をさせていただいたところでございます。さらに、11日には県の普及センターの方と共済組合の職員さんと連携をとりながら、さらなる翌日の実態調査に入らせていただいたところでございます。また、11日には被害調査班の報告を直ちに受けまして、副市長、さらには関係部長等々の現地調査をさせていただき、庁内に戻りまして関係部長との会議をさせていただいたところでございます。そういう状況の中で市長にも報告をさせていただき、被害農家に対しての助成等々の救済措置については十分対応するようにというような指示も、11日の夕方には受けておるところでございます。 さらに、市長、副市長においては11日から15日にかけて現地に出向いていただき、被害状況の確認、さらには生産者との要望、直に伺うというようなことで14日の橋本知事さん、さらには県会議員さんの農林水産委員さん方の現地視察の対応というふうなことでの体制づくりをさせていただいたところでございます。早急な対応を講じていただけるような支援要望なども行ってきたところでございますので、よろしくお願いいたします。 もう一点の被害状況について議員さん方に報告がされていないことについて、どのように考えているかというふうなことでございます。先ほどもご説明をさせていただきましたように現地視察等々14、15日に、知事さんを初め農林水産委員さん、さらには自民党県連の調整会の多くの先生方、さらには地元の議員さん方にもおいでいただきまして、生産者等々とのいわゆる情報交換をさせていただいたところでございます。また、ご案内の被害等々につきましては翌日の新聞、さらには市の広報紙等で市民の皆さん方にもお知らせをさせていただいたところでございます。議員さんご指摘の件につきましては大変おくれてしまっておりますけれども、真摯に受けとめまして今後適切な対応をさせていただく所存でございますので、どうかご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、渡邉保健福祉部長。          〔保健福祉部長 渡邉義之君登壇〕 ◎保健福祉部長(渡邉義之君) 学童保育に係るご質問にご答弁をさせていただきます。 少子化対策事業の一つであります放課後児童健全育成事業、いわゆる放課後児童クラブ、あるいは学童保育と言われておりますこの事業につきましては、保護者が労働等により昼間家庭にいない児童に対し授業の終了後に適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るといったことを目的として実施しているところでございます。当市におきましては本年、平成19年昨月、5月1日現在で昨年度より1カ所ふえておりますので15カ所で実施しているところでございます。内訳といたしましては、保育園で実施しているものが10カ所、幼稚園で実施しているものが2カ所、学校で実施しているものが2カ所、公的施設で実施しているものが1カ所、計15カ所となっておりまして、利用しております児童数につきましては小学校低学年、1年から3年生までが513人、高学年、4年生から6年生までが83人、合計596人となっております。現況といたしましては保育園、幼稚園等で実施しているところが多くなっておりますので、設備等の関係から低学年の利用が約86%を占めているというような状況になっております。 今後は4年生以上の高学年児童の積極的受け入れなどを各児童クラブの方にお願いしてまいりますとともに、筑西市放課後児童クラブ連絡協議会が設置されておりますので、こちらとの連携を密にして放課後児童クラブの資質の向上等も図ってまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(秋山恵一君) 羽田教育次長。          〔教育次長 羽田正男君登壇〕 ◎教育次長(羽田正男君) 尾木議員さんのご質問にお答え申し上げます。 学童保育関連につきましてのご答弁をさせていただきます。村田小学校におきましては文部科学省の委託を受けまして、平成16年度から18年度までの3カ年継続で、子どもの居場所づくりの中の地域子ども教室推進事業と厚生労働省の放課後児童健全育成事業を一体化あるいは連携して行い、成果を上げてきたところでございます。その地域子ども教室推進事業が終了いたしまして、それらを発展させた形で今年度以降文部科学省と厚生労働省が放課後子どもプラン推進事業を実施することになりました。村田小学校におきましては、引き続きその放課後子どもプランの中で筑西市の先駆けのモデルとして放課後児童クラブと放課後子ども教室を連携して実施しております。放課後子ども教室につきましては5月14日から毎週月曜日と水曜日に開設しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 越川総務部長。          〔総務部長 越川哲泰君登壇〕 ◎総務部長(越川哲泰君) 尾木議員さんのご質問に答弁させていただきます。 まず、公共施設の有料化についてでございますけれども、今回の見直しは使用料を維持費に見合った適正なものとするとともに減免の取り扱いを統一するということで、施設を利用する人と利用しない人の負担の公平性を確保しようとするものでございます。適正な料金とすることで、維持費に対する過大な税の充当を抑えることが可能となります。さらに、減免の取り扱いを見直し、統一を図ることで施設を利用しない人の税金の投入を抑え、負担の公平性を確保できることになります。公共施設は多くの市民の皆様や各種団体にご利用いただくことで施設の設置目的が達せられますが、維持管理費は市民の皆様からお預かりしました税金で賄われます。そのためコスト計算を行うことで適正な価格を算出したいと考えております。なお、使用料は維持管理費が大きく影響しますことから、その抑制に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 公の施設の本来の役割でございますけれども、公民館、社会福祉施設等の公の施設は、市民の福祉を維持増進するために市民の利用に供することを目的に設置しております施設でございます。具体的には公民館など市民の教養や文化生活の向上を図るための場、あるいは体育館など市民の健康増進を図るための場、あるいは市民が相互の親睦を深めるための場として市民に利用していただくために市が提供している施設でございます。 減免措置についてでございますけれども、利用団体の事業活動や利用目的が公共性が高いかどうかをもとに公平性が図られる範囲で適用を検討しております。具体的には市や施設の管理者が使用する場合とか、ボランティアや市民活動団体が無償で公共のために使用する場合、市立の学校、幼稚園等が教育、保育を目的に使用する場合などを柱に減免の適用基準を検討中でございます。現在のところ本年12月の定例市議会にご提案し、ご理解をいただいた後に3カ月間の周知期間をとりまして、来年4月を目途に改定できるよう作業を進めておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、選挙について答弁をさせていただきます。投票率アップにつきましては、近年投票率の低下が全国的な問題となっておりまして、国政選挙、地方選挙を問わずおおむね右肩下がりの傾向をたどっております。特に茨城県においてはその傾向が顕著であります。これまでもさまざまな啓発活動を行ってまいりましたけれども、参議院選挙の投票率が3回続けて全国最下位となりまして、また平成13年に行われました知事選挙の投票率は30%を割っております。この原因は広く言われていることでございますけれども、若年層の投票率の著しい低下、低迷等が考えられます。そこで平成17年9月の参議院選挙と県知事選挙、同時選挙でございましたけれども、そのときの主な啓発活動としましては7項目の啓発をいたしました。一つ目は、市の広報紙に期日前投票、投票日投票所の掲載をいたしました。二つ目は、期日前投票立会人として20歳代、そして30歳代の若者を公募いたしまして、若年層の投票率に寄与するために若者を公募したところでございます。それから、三つ目が市内のスーパーやあけの元気館等人の集まる場所で投票の呼びかけをいたしました。自治会の皆様、あるいは婦人会の皆様にもご協力をいただきました。それから、小学校の献立表に啓発文を掲載しまして、保護者に啓発をしました。それから、啓発塗り絵の実施をしまして、幼稚園、保育児に啓発塗り絵をかいてもらい、保護者に投票の際に持参してもらうというようなこともいたしました。それから、懸垂幕を本庁、支所に掲出、広報車による啓発等を実施したところでございます。今回の参議院議員選挙におきましても県と連携をとりながら実施可能な同様の啓発活動を実施してまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと思います。 次に、投票所の設置場所、地理的な条件、建物の形態等についてでございますけれども、投票所は市内55カ所と多数になっておりまして、地理的条件もさまざまであります。しかしながら、現在使用されている施設は従来より使用されているものでありまして、広く住民に親しまれている施設でございます。これを変更することはやぶさかではございませんけれども、投票所に関係する自治会等の総意が必要であると考えております。特に第5投票区の投票所として使用しております川島公民館前の道路はご指摘のとおり交通量が多く、その出入りが大変困難でありまして、また投票区の名簿登録者数が約5,600人と多数おりまして、投票所そのものも平成17年9月11日に執行されました衆議院、知事選の同時選挙のときには手狭となったところでございます。そこで地区内駐車場も確保でき、投票所として適当な施設があるかどうか検討したところでございますけれども、残念ながら見つからず、引き続き同施設を使用しているところでございます。 それから、次に建物の形態でございますけれども、さまざまでありまして、確かに入り口に段差があり、車いす等で対応できない箇所も多数あることも事実であります。バリアフリー建築が叫ばれている中ではございますけれども、全投票所の改修は困難な状況にあります。車いす等での投票の場合は、事務従事者が介助することでご理解をいただきたいと存じます。また、投票記載台につきましても、各投票所の実態に合わせまして適宜対応してまいりたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ○議長(秋山恵一君) 松岡企画部長。          〔企画部長 松岡正和君登壇〕 ◎企画部長(松岡正和君) 新公共交通システムのご質問にご答弁を申し上げます。 筑西市デマンドタクシーにつきましては、10月1日から試行運転開始を目標に準備を進めているところでございます。試行運転期間は10月から来年の3月までの6カ月を予定してございます。この6カ月の中で利用された市民のご意見もお聞きいたしまして、改良点があれば改良を加え、平成20年の4月1日を本格運行というふうに考えているところでございます。現在運行しておりますあけの元気号、ふれあい巡回バス等はそれぞれの地域で合併前より運行されておりますが、利用区域が限定されております。よりサービスがよく、だれでも利用ができて、筑西市内ならどこへでも利用可能なデマンドタクシーへの移行をしてまいりたいと、このように考えております。 また、ご質問のシルバータクシー事業につきましてご答弁を申し上げます。利用目的が高齢者で各種の福祉行事等への参加、医療機関への通院等にその利用は限られております。デマンドタクシーにつきましては、議員さんご質問の中にありましたように月曜日から金曜日、午前8時から午後5時までの運行という中で運行されますけれども、利用目的に限らず先ほど申し上げましたように市民どなたでもご利用いただけるメリットがございますので、あけの元気号、ふれあい巡回バスと同じようにデマンドタクシーの方に移行してまいりたい。このように考えております。 今後の市民への周知でございますが、6月1日号の広報紙ピープルにデマンドタクシーの説明や利用方法などについて掲載をしたところでございます。あわせてデマンドタクシーの愛称募集も行っておりまして、既に何通かの応募もあったところでございます。そのほか各種団体の総会の時期でもありましたので、筑西市老人クラブ連合会の総会や老人会各支部の総会、あるいは自治会連合会、役員会の席上にお邪魔をいたしまして、デマンドタクシーの説明を申し上げ、PRをしてきたところでございます。さらに、今月開催が予定されております自治会連合会総会においても出席をさせていただき、説明をさせていただく予定にしているところでございます。そのほか市民の集まる機会をとらえながら、ご説明に上がり、PRに努めてまいりたいとこのように考えております。市民の皆様に少しでも愛されるタクシーとなりますよう、10月の試行運転開始を目指してまいりたいと、このように考えております。今後はそのほかでございますけれども、広報紙、あるいはホームページ等において準備状況等をお知らせしながら、これから登録会員の募集もしてまいりますので、そういう機会をとらえながら10月の試行運転開始に市民が戸惑うことのないようPRを心がけていきたいと、このように考えております。 続きまして、予算の配分についてご答弁を申し上げます。現在市におきましては三位一体の改革推進などによりまして大変厳しくなっている財政事情から行財政改革が急務であり、昨年11月に財政健全化計画を策定して、行財政全般において健全化に向けての取り組みをしているところでございます。そういう中での平成19年度の予算編成になったわけでございますが、予算編成に当たりましては義務的経費を除き、対前年度15%以上の削減を図る。地域限定版の事業については原則廃止をする。継続事業、補助事業であっても見直し、延期等を図る。あるいは新規事業は原則取り組まない。あるいは補助金等の取り扱いについては検討委員会の答申を尊重し、廃止、削減をするというような方針の中で新規事業の先送り、あるいは農業集落排水事業や公共下水道事業、水道事業などにおいては事業費の抑制を図り、予算編成に取り組んだところでございます。しかし、こういうふうな中であっても継続事業であります明野中学校の建設事業や市民の安全、安心のための防災無線整備事業、あるいはファナックが立地する明野北部工業団地進入路の整備事業、一本松茂田線の整備事業など、筑西市の将来にとって重要な事業については予算化を図ったところでございます。 なお、乳幼児健康支援一時預かり事業、あるいは夜間休日一次救急診療所の設置なども新規事業に取り組むこととしたことや、保育所の保育料につきましても保護者の負担軽減の観点から国の定める基準と比較して、引き続き2億円の軽減も図ってございます。議員さん言われるように経費の一律的な削減も図ってございますけれども、一方将来の市にとって重要な今申し上げましたようなハード事業、ソフト事業に対しましては予算化を図っているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、中山都市整備部長。          〔都市整備部長 中山英雄君登壇〕 ◎都市整備部長(中山英雄君) 尾木議員さんの質問に答えさせていただきます。 スピカビルの運営ということでございますが、駅前の商業ビルとして平成3年5月から現在に至るまで営業を続けておりますが、やはり平成13年9月のマイカル倒産、さらには当時のサティ下館店閉鎖、これは平成14年8月でございますが、大きな要因で商業ビルとして持ちこたえることができないものです。当時のサティ店も全国で50店舗以上閉店ということで、地方都市の拠点の大型店は大打撃を受けております。大型店が撤退いたしますと、まず全体のマネジメントを欠くことになりますので、年々売り上げは減少し、いろいろとテナントリーシングやテナントミックスを行ってもうまくいかないというのが事実でございます。駅前の中心市街地の一等地でもありますので、地の利を生かしてとは考えておりますが、今車社会ということでなかなか思うようにはまいりません。したがいまして、合併を機に非常に不足しておりました市庁舎機能を駅前に移動させて、ビルの再活用を図っているのが現状です。市民の方々にますますPRをしまして、市民にとっては何か利便性の高い施設ですので、十分生かしてもらうのも一つの方法であると存じます。来庁者のご意見を伺いますと、駅前でもございますので、何かと便利だと、駐車場またはエレベーター、エスカレーター等の利用によりまして高齢者、障害を持つ方々にとっても利用しやすい施設だと存じます。 それから、営業に関しましては今申し上げたとおり依然として厳しい状況にあります。中心市街地の落ち込みが激しく、お客様は今言ったとおり郊外型の大型店舗に流れているのが実情でございます。したがいまして、駅前という特性を生かしましてのアイデンティティーを生かしてここにしかないもの、差別化を図れるもの、特産品、それから飲食、目的のある施設とかに限られてくるように思われます。いずれにしましても市民の方々に十分な理解が得られますよう努力してまいりたいと存じます。よりよい施設としてスピカ全体の構築を下館都市開発株式会社とともに考えてまいりたいと存じておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋山恵一君) 冨山市長。          〔市長 冨山省三君登壇〕 ◎市長(冨山省三君) 尾木議員さんの質問にお答えをさせていただきます。 ただいま企画部長、そして都市計画部長の方からるる2件につきまして答弁があったわけでありますが、先ほどの一律カットの話に関係します部分について、ご答弁をさせていただきたいと思います。国の三位一体改革の推進によりまして大幅な財源不足が見込まれるところから新年度予算等々につきましては身の丈に応じた行政サービスに徹すべく、これまで以上の節減、合理化に努めたところであります。今後も再建団体にならないように、財政健全化に向けて積極的に改善計画の具現化に取り組んでまいりたい。このように考えております。 こうした中で普通建設事業にいたしましても筑西市の将来にとって基盤となる事業を厳選し、取り組んでおるところでございます。また、市民が健やかで安心して暮らせるまちづくりを目指すものとして少子化対策は特に重要な課題だと、そして保育料の軽減や新たに乳幼児健康支援一時預かり補助事業や夜間休日一次救急診療所設置などの福祉対策にも積極的に取り組んでおるところでありますし、またこれからも取り組んでまいりたい。このように考えておるわけであります。 また、駅前の問題につきましても先ほど水越議員さんや尾木議員さんの方からもお話があった、これからどうするのかというのは、いろいろな意味で見方の角度等があるのかなというようなことでございます。今真っすぐの立場から都市計画部長の方からるる答弁があったわけでありますが、ご案内のとおり平成13年9月にマイカルが倒産したときからこの駅前の歴史が変わってくるわけでありまして、平成18年3月にエコスの撤退、そしてちょうどその後の食品スーパーサントマトの誘致等々をしておるときに既に富士通電装跡地のかましんの進出というのがちょうどそのころダブってきた。サントマトが毎月毎月の売り上げ目標に対して未達成だと。そこへかましんが出てきたのでは、これは商売にならないというようなことで、恐らく4カ月ぐらいで思い切った撤退というものが出てきたのではなかろうか。このように考えております。しかし、我々といたしましてはこの駅前という利便性はもとより、かましんの進出によってこの中心市街地に流れる人口、市民の皆様方の動態に応じて、駅前を差別化することによって活性化がされることによって共存共栄ができるのではなかろうか。このようなことも考えていることも事実であります。しかし、もう一方ではやはりあの建物の先ほど午前中の答弁の中にも都市計画部長の方でありましたけれども、当初の市の持ち分は10%ちょっとでありましたけれども、今はマイカルの競売になったその物件を市が受け取ることによってあの土地建物の84.5%が市の持ち分であります。あと残った分が一部商業床としてまだ1件買収ができていない分があるわけでありますが、それと商工会議所の約3.7%ですか。そのくらいのものが大体決まっておるわけでありますので、もしあの建物の中で、かましんさんと共存共栄ができないといったときには、やはりそれらをもとにして新たな発想の中で、物を新たな構築をしていく必要がある建物になってくるのかなと、私はこのように考えておりますが、いずれにいたしましても今まだその仮定の話でございますので、どうだ、こうだということは申し上げるわけにもいきませんけれども、できるだけ共存共栄のできる店づくり、また今完全にサントマトは撤退しておりますけれども、二、三食品スーパーと折衝していることも事実でございますので、できるだけ共存共栄の道を選べるようにしていければいいな。このように考えております。 以上であります。 ○議長(秋山恵一君) 11番 尾木恵子君。 ◆11番(尾木恵子君) それでは、何点か再質問をさせていただきます。 ナシの被害というそっちの部分は現況がわかってから報告をということで、多分議員への報告が遅くなったということなのですが、これから台風シーズンとかいろいろまた来まして、その都度市にも対策本部等が設置される場合もあるかと思うのです。こういった場合、過去においても対策本部設置されたときがありました。でも、そういう部分も議員にはこういうのが設置されましたという報告はございませんでした。それなので、これから今後の部分としてはそういうものが設置されたときにはやはり議員もそういう部分を知ってないと対応ができない部分がありますので、そのお知らせはしていただきたいと思います。 それと、福祉行政の方なのですが、教育委員会とタブってしまって申しわけないのですけれども、今度国の事業として放課後子供プランというのができるということで、今年度は筑西市としてはモデル校の村田小学校がやるということなのですけれども、今の時点ではそのほかでの取り組みというのは全然考えられない状況にあるのかという部分と、今後過去に私たち公明党でも学童保育の部分で旧下館なのですけれども、保育園でやってくださっていたところを全部聞き取り調査をさせていただきました。そのときも園の方も保護者の方も学校でやっていただければありがたいというのがほとんどの回答でありました。それなので、ちょうど今国の事業としてこのような放課後子供プランというのができたということで、今後の取り組みとしては村田小がモデルということなので、これからほかの小学校でもできるのを期待していますけれども、その辺今後拡大していく方向でやっていけるのかどうか、その辺もう一度お聞かせいただきたいと思います。 それと選挙の投票率アップの部分なのですが、これは先ほどすごい啓発の取り組みを言っていただきまして、若年層の投票率の低下という部分でいろんな工夫をされていたようでありますけれども、こういう工夫をしたということで、そのときの投票率はどうだったのかという部分と、それと今度一つ提案としまして今私たちもはがきで1世帯に世帯の人の有権者の分のはがきが送られてきているかと思うのですが、それでこれは板橋区の方でやっているのですけれども、封書で入場券を送ってくるのですが、この入場券の裏には既に期日前投票の申請用紙が刷り込まれている。そういう投票所の入場券が来るのです。だから、そういうほかの部分でいろいろ工夫されてやっているところをもっと研究していただいて、これもコスト的にもはがきと同じ50円ぐらいでできるということなので、あとでそれは関係部長の方にちょっとお持ちさせていただきますけれども、そういう部分の検討も含めて、さらにまた啓蒙啓発の方に当たってもらいたいなというふうに思います。 それと、デマンドタクシーの部分なのですが、シルバーとの違いというのはもちろん私も認識しているつもりなのですが、ただシルバーをデマンドをやるからといってきれいに切ってしまうと先ほど言った市民病院がせっかく土曜日、第2、第4土曜日ですけれども、診療をするようになったという部分でも、その辺の補足はどのようにされるつもりなのか。その辺もお聞きしたいと思います。シルバーも本当だったらば使う方は高齢者の方に限られてしまいますけれども、18年度でも助成金が336万1,530円というこういう金額でありますので、ほかの今までやっていたふれあい巡回バスですか、それは1,000万円もかかっていたということで、それに比べたら本当に市民の利便性を考えたらば、このぐらいの助成的な部分はデマンドタクシーをやりながらはできないものなのかどうか、その辺のお考えをあわせてお聞きしたいと思います。 ○議長(秋山恵一君) 尾木議員の2回目の質問に答弁願います。 木村経済部長。 ◎経済部長(木村達夫君) 議員さんのご指摘のように二度と災害が起きないというようなことが一番望ましいのですけれども、いわゆる自然環境というようなところでの農産物の栽培というようなことでございます。今後はご意見を真摯に受けとめながら、農業振興に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 羽田教育次長。 ◎教育次長(羽田正男君) 村田小学校とその他の小学校の状況はというご質問でございますが、この件につきましてはほかの小学校区からも放課後児童クラブの設置の動きがございます。そういったことから保健福祉部、それから学校とも連携を図りながら研究、検討を進めてまいりたいと考えております。 それから、今後の取り組みの件につきましては、教育委員会、保健福祉部、保護者、学校等々と今後の方向性について協議、検討をしてまいりたい。また、小学校の受け入れ体制等のこともございますので、その辺もあわせて協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 越川総務部長。 ◎総務部長(越川哲泰君) まず、災害時の議員さんへの連絡でございますけれども、地域防災計画書にのっとりまして、対策本部を設置しているところでございます。その中に議会事務局長さんも入っておりますので、議会事務局長の判断により議員さんへの連絡等をしていただくことになると思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 それから、投票率につきましては、その時々の状況によりましていろいろ違いますけれども、参議院選挙だけの場合とか、今回のように知事選等の抱き合わせというようなことで投票率は上がっておりますけれども、正確な数字はちょっと持っておりませんけれども、投票率は上がっております。地道な努力によりまして投票率のアップに寄与したいと思いますので、他市の状況等も研究してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(秋山恵一君) 松岡企画部長。 ◎企画部長(松岡正和君) シルバータクシーの件でございます。デマンドタクシーとの関連でございますので、私の方で答弁させていただいておりますが、先ほども答弁で申し上げましたようにシルバータクシー事業につきましては、まず70歳以上の高齢者であるということ。そして、その使う目的は各種の福祉行事等への参加か、医療機関への通院に限られているということ。そうしますとデマンドは月曜日から金曜日の8時から17時までですので、まず高齢者であるということを考えれば、おうちにおられる方が多いというふうに考えております。ですから、土曜日、市民病院が診療開始したということであっても、高齢者がその日を選んで通院をされるというのは少ないのかなというふうに私は考えます。ですから、市民病院とデマンドが運行されている月曜日から金曜日に利用される方が多いのではないか、高齢者では。そういうことから議員さんのご答弁にありましたようにシルバータクシーについてはデマンドが運行された後についてはそちらへ移行してまいりたい。それを基本に現在考えているところでございます。 ○議長(秋山恵一君) 11番 尾木恵子君。 ◆11番(尾木恵子君) 今の松岡部長の答弁は、何かすごい松岡部長の個人的な考えをすごく強く感じまして、土曜日に行く行かないは患者さんの意向なので、それはこちら側の言い分としていつでも利用できるような状況にしておくのが行政サービスというのではないですか。やはりその時間帯に行けないという部分は何らかの形で補うべきという部分で普通は考えられるかと思うのですが、その点お聞きしたのです。だから、現に土曜日に予約をとって行くようになっていた高齢者がシルバーで行きたかったと、その方たちに対しての返事を松岡部長からお願いします。 ○議長(秋山恵一君) 松岡企画部長。 ◎企画部長(松岡正和君) 実は東海村のデマンドは土曜日まで運行してございます。その運行状況を見ると、やはり60歳以上のどちらかというと高齢の方の利用が多い。月曜日から土曜日までの運行を見ると平日の半分程度しか土曜日は利用されてない。多くはウイークデーに高齢者の方は利用されている。そういうこともありますので、限られた日に限られた人のためのサービスを市は続けていくということについてではなくて、広く市民に利用されるような機会をつくっていくということをまず基本に考えてまいりたいという趣旨でございます。 ○議長(秋山恵一君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 2時 3分                                                                              再  開 午後 2時15分 ○議長(秋山恵一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 16番 榎戸甲子夫君。          〔16番 榎戸甲子夫君登壇〕 ◆16番(榎戸甲子夫君) ちょうど睡魔に襲われる時間帯でございまして、どうぞゆっくりお休みくださいというのは冗談でございまして、皆様方の睡魔を払拭できるような質問にしていきたいというふうに思います。 では、まず最初の質問でございますが、大学誘致推進についてお尋ねをいたします。この大学誘致推進に関しましては、さきの臨時議会におきまして推進協議会なるものが1回のみにして崩壊してしまった。これは一体何なのか。ここに我々は非常に疑問を感じますのは、この大学誘致に関しましては55万円の予算を講じて期待をかけたわけでありますから、それに応じてくれなかった行政当局の原因は何なのか。そして、さらにはその協議会の再編成はあるのかどうか、その辺をまずお聞きをいたしまして、再質問にてさらに詳しくお話を聞きたいというふうに思います。 次に、財政再建についても今の筑西市、非常に財政疲弊しておりまして、だれもが心配をしている。こういう状況でございまして、私なりに、いろいろな意見を集約してみますと、その再建策として一つには市民病院の売却、それと美術館の一時閉鎖、さらには薪能の中止と、いわば財政再建3セット、このように申し上げたいのでありますが、こういう市民の声に対しまして行政当局はどのようにお考えなのか。お答えをいただきたいと思います。 次に、3番目、いつものことでございますが、野球場建設について。この野球場建設につきましてはたしか私は30回ほどこの壇上にて訴えております。しかし、一向に種まきで非常に名を高めた冨山市長さんにあられましても、その種さえもまかれないという状況でございまして、いわばこのような財政逼迫した状況の中のまちで今どきなぜこのような競技場か、あるいは野球場かと申しますと、それはそれで今の財政再建の建て直し策を講じながらも今の子供たちの将来、10年後、20年後どうしたらその子供たちに夢を与えられるのだろうというのを考えなければならないのも、これは政治ではなかろうかと私は思うのであります。今野球をやって、つい先日ですか、冨山市長、優勝した関城中の部員とともににっこり笑って写真をお撮りになっておられましたが、そういうときに多分子供さんの中から野球場をつくってくださいと言う方は1人もおられなかったと思います。しかし、その青少年ならずとも我々一般人にしましても、筑西市内に一つの野球場もないという現実、これは物すごい不満という形で滞っております。ですから、我々こういう立場の人間がずっと言い続けなければ、いつかどこかで始まってくれなければ、バランスのとれたいい筑西市にならないと私は言えると思うのであります。よって、同じようなエンドレステープのようなお答えだと思いますが、私は飽くなき質問を論じていきたいとこのように思うわけでございまして、今回もこの野球場について何か一つその光明たるものがお聞きできるかどうか、期待をしての質問でございます。 次に、4番目としまして、通告ではサンサン会駐車場についてとございます。これはかつて下館市街地、いわゆる稲荷町商店街は商栄会、らんらん会、サンサン会とこのような三つの商店の会があったそうでございます。しかし、その中で商栄会、らんらん会は既に市からお借りしている土地をお返ししたそうであります。しかし、いまだにサンサン会の方々が市からお借りしている駐車場は、これはお返しはまだしていないそうで、私のもとにどのような情報が入ったかと申しますと、それを一般の方に又貸しをしている。しかも月決め料金で貸しているという、そういうことだそうでございます。この真意がどうであるか。これはこの議場で私はただしたい。いわばその経緯をただしますと、我々消費者が稲荷町に買い物に行ったときに商店街には非常に駐車場らしきものがないという過去がございました。そして、行政がお持ちになっている土地をその3商店会の方々に貸していたという経緯がございまして、今になりましたらばその駐車場用地が又貸しをされている。これはいかがなものか。こういったことで質問するわけでございます。 次に、デマンドタクシーについてお尋ねをいたします。先ほど尾木議員の質疑にもございましたように、これは我が筑西市では初めての試みでございまして、大変期待の大きいものと私も認識をいたしております。しかし、その中で今部長さんがいろいろとご答弁なさいましたが、その手段、ノウハウという以前に、ではこのデマンドタクシーについていかほどの予算をもってその運営を、市のどの課でどの部でやるのか。あるいは民間に委嘱をして、そしてもし民間であればどういう民間の方にそれを委嘱をなさっているのか。その辺から私は掘り下げないと本当の意味のサービスにならないとこのように考えるわけでありまして、知らないがゆえに質問という形をとりますので、親切丁寧なるご答弁をよろしくお願いいたしまして、1回目の質問を終わります。 ○議長(秋山恵一君) 榎戸議員の1回目の質問に答弁を願います。 石井市長公室長。          〔市長公室長 石井 正君登壇〕 ◎市長公室長(石井正君) 榎戸議員さんの大学誘致推進についてのご質問にご答弁させていただきます。 大学誘致推進協議会につきましては、ご承知のとおり昨年の5月9日に第1回の会議を開催いたしまして12名の委員の皆様への委嘱書の交付、そして協議会設置規則の説明、そして会長及び副会長の選出、それと大学誘致推進事業の経過説明等々を行ったところでございます。この中で会長及び副会長の選出につきましては、会長に公共的団体の代表者としてお願いいたしました下館商工会議所の関会頭さんを、そして副会長には学識経験者としてお願いいたしました元東京農業大学農学部長の百目鬼さんを、それぞれ委員の互選ということで選出したわけでございます。また、経過説明ににつきましては、市の当該事業への取り組み状況や大学誘致推進協議会の設置に至りました経緯等について説明を行いまして、その後活発な意見交換を行ったところでございます。なお、会長に就任されました関会頭さんにつきましては、その後会長職はかたく辞退したい旨の申し出がございましたので、現在は会長は不在ということになっている状況でございます。 さて、ご質問の件でございますが、現在筑西市内に薬科大学の新設を検討、準備されております学校法人がございますことは皆様ご承知のとおりでございます。本市への大学の設置が実現していくのかどうか。つまりいつ開校していくのかなど、具体的な進捗状況を現在は注視しているところでございます。そして、協議事項等が発生次第、協議会を改めて開催させていただきまして、るるご協議いただきたいと考えているところでございます。 それから、協議会の再編はあるのかというご質問でございます。協議会の委員の定数は12名以内ということで、構成といたしまして市議会議員、公共的団体等の代表者、そして学識経験者から構成するとしてございます。このうち公共的団体との代表者には特に今般当該学校法人が薬科大学ということだそうでございますので、こうした薬科系の大学について精通されております地元医師会の代表者及び地元薬剤師会の代表者の方々のご意見もいただきたいと考え、委員をお願いしている次第でございます。したがいまして、現在のところ再編については考えてございませんので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、添野市民病院事務部長。          〔市民病院事務部長 添野正人君登壇〕 ◎市民病院事務部長(添野正人君) 榎戸議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 現在の市民病院の状況でございますが、平成18年度決算見込額でございますが、病院事業収益で23億1,505万円、病院事業費用26億1,334万円ということで、純損失額が2億9,829万円の見込みでございます。非常に厳しい経営状況でございます。 ご質問の市民病院の売却の考えはないのかということでございますが、ご存じのように有識者による筑西市民病院のあり方等に関する検討委員会において協議を重ねていただきまして、平成18年7月に答申をいただきました。現在その答申を尊重いたしまして、現有資源活用による改善策に基づき努力をしているところでございます。しかしながら、先ほど申しましたように現状は非常に厳しいものでございます。そして、またその進捗状況を評価するための経営健全化評価委員会を3回開催いたしました。次回7月の下旬を予定しておりますけれども、委員会より意見書をいただけるものと考えております。それらを踏まえまして、関係機関とも協議を進め今後の病院運営の検討をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。いずれにいたしましても市民病院は市民の皆様の安心のかなめとして、また地域医療の核としての存在でありますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、中山都市整備部長。          〔都市整備部長 中山英雄君登壇〕 ◎都市整備部長(中山英雄君) 榎戸議員さんのご質問に答弁申し上げます。 野球場の建設につきましては、県が事業主体となります県西総合公園と、市が事業主体となります市民運動公園に整備する構想がございます。まず、県西総合公園における野球場建設についての経過について若干触れますと、昭和58年に都市計画決定されました同公園の第2期工区内の主要施設として計画されておりました。その後第1期工区の完了に伴いまして、県において同公園の計画の見直しが行われまして、第2期工区の計画を中断する方針に達したようでございます。広域事務組合及び当時の8人の市町村長さんに対しまして平成15年10月にそのような説明がございまして、さらに平成17年11月筑西広域正副管理者会議におきまして県公園街路課の出席をいただき、再度説明がございました。当会議におきまして3市長さんはこの計画中断案を了承いたしましたが、ともに広域公園として県西総合公園周辺に野球場を建設するような新たな案として要望いたしました。今後につきましては、平成19年度県西地域の振興に関する要望事項として、間もなく開催されます県西地方総合振興協議会の中で、引き続き要望してまいる所存でございます。 続きまして、市民運動公園内における野球場建設の計画についてご説明申し上げますと、ご存じのように市民運動公園につきましては既に総合体育館が完成しておりまして、広く市民にご利用いただいているところでございますが、野球場につきましては同公園の残事業の中で陸上競技場やサッカー場等、それからテニスコートの施設とともに整備が予定されておりました。本来ならば総合体育館完成後、引き続きこれらのスポーツ施設につきましても整備を進める予定でございましたが、財政の事情や合併に伴う地理的な条件、そういうことで県西総合公園内の建設を第一義としたいと考えているところでございます。今後につきましては、関係部署と調整を図りながら、また市民ニーズ等社会条件の変化に対応した計画として見直しを図りながら検討してまいりたい所存でございますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(秋山恵一君) 羽田教育次長。          〔教育次長 羽田正男君登壇〕 ◎教育次長(羽田正男君) 榎戸議員さんのご質問にお答え申し上げます。 財政再建について美術館の一時閉鎖についてということでございます。しもだて美術館は市民の芸術文化の振興発展、保存継承に寄与できる郷土に息づく美術館となることを理念といたしまして、平成15年11月に開館をいたしました。ご承知のことと存じますが、美術館には展覧会の開催のほか、美術資料の収集保管、調査研究、教育普及活動等の役割があり、日々これらを実践しておるところでございます。教育活動の視点からも、すぐれた芸術を鑑賞、体験できる機会を提供する美術館の役割が重要であると考えております。これらの考えのもと、ご案内の筑西市総合計画のいきいきと伸びやかに育つ文化のまちづくりの中に板谷波山、森田茂お二人の文化勲章受章者を生んだ本市が他に誇れる芸術文化のまちづくり、すぐれた文化芸術活動の振興と情報発信の拠点としてしもだて美術館の一層の充実を図るとされております。したがいまして、今後とも財政状況を十分踏まえた上で、さらなる美術館活動を展開いたしまして、市民の文化意識の高揚を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 続きまして、薪能の中止の考えはということでございますが、ご質問の薪能につきましては下館薪能がことしで19回目の開催となります。毎年一流の演者による演能を市民に提供し、日本古来の歴史と伝統ある高度な芸術鑑賞をする機会を設け、本市の芸術文化の向上に欠かせないものとして既に定着しておるところでございます。今年度につきましても薪能の開催日程、演者との演目調整も終わりまして、今準備を進めておるところでございます。また、明野薪能もことしで14回目、4月に開催いたしまして地元の子供たちを中心といたしまして演能ぶりや地域住民の手づくりによる薪能は、見る者に深い感動を与えることができたものと考えております。市の財政が厳しい中ではございますが、こうした伝統文化は継続的に長い目で育てる必要があるものと考えておりますので、今後とも継続して実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(秋山恵一君) 松岡企画部長。          〔企画部長 松岡正和君登壇〕 ◎企画部長(松岡正和君) まず、サンサン会駐車場のご質問にご答弁を申し上げます。 サンサン会駐車場は、現在稲荷町公共用地として筑西市開発公社が所有している土地でございます。面積は1,489平方メートル、地目は宅地になっております。この土地を駅北商店街の商業振興に寄与することを目的に下館サンサン商店街振興組合に賃貸しているものでございます。このようなことから、サンサン会駐車場となっているものでございます。そして、下館サンサン商店街振興組合の会員数でございますが、組合から聞いている会員数は17名だそうでございます。また、駐車場の利用状況でございますが、それぞれの会員の商店に見られる一般来客、それに会員の店主及びその従業員、議員さんの質問の中にありました隣接するところにお住まいの市民の方の一部利用もあるというふうに聞いてございます。 次に、デマンドタクシーについてのまず予算についてでございます。平成19年度の予算の中で公共交通対策経費のデマンド交通システム運行事業委託料といたしまして3,230万円を計上し、議決をいただいているところでございます。内訳といたしましては今回このシステムを導入するに当たり、初年度導入準備費用といたしまして電話回線設置費用、予約センターの改修費用、PR等に約400万円ほどを考えてございます。それに運行に関する費用といたしまして、10月より運行を開始いたしますので、3月までの6カ月間の事業期間となっておりますが、オペレーターの人件費、それに車両の借上料、システムのリース料、あるいは保守料などで3,960万円を見込んでいるところでございます。 続いて、収入でございますが、利用されるお客様からお一人300円の利用料をいただく予定にしてございますので、その運賃収入、あるいは広告収入等で1,130万円ほどを見てございます。ご答弁申し上げましたように初年度導入準備経費が約400万円を見込んでおります。そして、10月から3月までの6カ月間の運行経費として3,960万円を見込んでおりますので、合わせて全体での経費は4,360万円ということになります。ご答弁申し上げました利用された方からいただく運賃収入などが1,130万円でございますので、差し引いた不足額であります3,230万円を委託料として計上させていただいたものでございます。 続きまして、どこが運行するのかというご質問でございますが、運行主体につきましては平成19年2月28日付で筑西市と日専連しもだてとの間で運行主体となるべき合意書を取り交わしているところでございます。この日専連しもだてが運行主体となりまして、運賃収入や市からの委託料、あるいは広告収入などをもとにデマンドタクシーを運営していく形態となります。また、その運営状況をチェックし、よりよい利用環境をつくっていくということの対策を協議する機関としまして運営委員会を設置する予定にしてございます。その運営委員会には運営主体であります日専連しもだて、あるいは市の代表のほか商工会議所の代表の方だとか、社会福祉協議会、あるいは交通事業者の代表のほか利用者の方にも、この運営委員会の委員になっていただく予定に現在しているところでございます。 そして、運営主体を日専連しもだてにいたしました経緯でございますが、今までに4回の筑西市公共交通システム検討委員会を開催してまいりました。導入すべき交通施策の概要、具体的な運行方式や運行主体等の検討などを重ね、運行主体はデマンド交通システムの運行活用における効果を最大限に生かすことが求められることから、社会福祉協議会、下館商工会議所、それに協同組合日専連しもだてを候補として、この筑西市新公共交通システム検討委員会の中で協議がされてきたものでございます。結果として日専連しもだてになったものでございます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 16番 榎戸甲子夫君。 ◆16番(榎戸甲子夫君) では、再質問をします。 まず、最初の大学誘致についてでございますが、先ほどの室長のご答弁で会長になった商工会議所の会頭の関さんという方、この方が即座に次の日に速達をもって会長辞任の通達をしてきた。これは何を言わしめているのか。それと情報開示をしまして私もこの会議の議事録を篤と読んでみました。四、五回読んでみましたが、これは私の意見はここで述べるべきではないので、私の所見はあえて伏せますが、この中で協議会がなぜこうなったかというのを私はあえて行政にお尋ねするのは、こういう方々をお呼びして、委嘱をして、会長が即座におやめになって、2回目から1年たっても推進協議をしないというのは、これは行政の責任ではないですか。市長があれほど立派なあいさつの中に大学誘致に関する文言を我々に披露して、市民に披露して、はかり知れない経済効果があるのだと言っておきながら、この1年間何をしてきたのだと私は言いたいわけです。さらに、この商工会議所の関さんという方は、これはつとに有名な方でございまして、私はしばらく見ておりませんから忘れましたが、かつて合併協議会、あの方は合併推進委員でありながら、2年間の会議に1度もお出になりませんでした。さらには、合併後の総合振興計画6回行いましたが、1回も出席しませんでした。そういう方をこの推進協議会に委嘱をすること自体が、私はそもそもがミスキャストではなかったのかとこう思えるのです。それ見たことか。この関さんという方は、5月9日の会議後、帰ってきてすぐでも書いたのでしょう。会長辞任届を。会議をした5月9日の夕方にこの辞任届を書いて、5月10日に行政に辞任届を突きつけたのです。こういうことでほかの方はどう思いますかわかりませんが、私の頭の中にはこの大学ができることがこういう推進協議会に選ばれた12人のメンバーの中に一人として前向きに建設的に我がまちに大学をっくろうという意見が一つもない。私は鳥肌が立ちました。 そういうシフト化された中での推進協議ですから、これは設立したって多分にうわさによれば大学をつくる気をなくしたとまで言われている。今の我が筑西市の中で暗いニュースばかりしかない、その中でどのような方であれ、地元の方であれ、市外から来る方であれ、この筑西市内にこのような施設ができるということは我々は官民一体となってこれはサポートすべき、応援すべきというふうに私は考えているわけであります。ですから、私は別に関さんを非難するわけではありませんが、もしこういうことで1回でこの会議が成り立たなければ、次に違う手法を持ってこれは大学誘致ということをすることが、私は市長さんが皆さんの前でおっしゃっていた言葉につながると思うのです。ですから、あえて再質問いたしますが、これは今までの12名の委嘱をされた方々、この方にはおやめになっていただいて、新たに市長さんが大学誘致を推進するならば、新たに違う方々をお選びになって大学誘致促進協議会をつくるべきではないかという質問をいたします。 次に、財政再建策ですが、市民病院の売却については私は初めてではありません。もう2度、3度やっておりまして、添野部長、大変厳しいようですが、市民病院のいわゆる病院としての機能はもう大変な失態の連続でしょう。いいですか。我々の税を使って5億円、7億円とどんどん上がってきて赤字を続けて、人件費80%を超えたという病院、それでいてもし50歩譲っても、ほかのこの辺に隣接する市立の病院と同等の医療体制とサービスがあるのでしたら、我々もこんな口はききたくない。どうですか。大きな問題が毎年あるでしょう。ご存じでしょう。市長さんもよくご存じですね。毎年毎年大きな問題を出しているような病院で、医者は来るはずない、医者がいなくなったから病院が売り上げが下がって赤字なのだという言いわけをしている。そういう体質の病院に何を検討するのでしょうか。検討委員会何回かやったでしょう。一つも改善されません。また、会議です。今の部長さんの話。何の会議をするのですか。それでまた我々の税金を片方では50万円、100万円、そういう必死な思いでぶら下がって必死になって市長の胸ぐらをつかんでいるというそういう方々がいる中で、片方で数億円と言える我々の税を使っているではありませんか。ですから、言葉が少々乱暴ですが、もっと乱暴に言うならあんな病院やってしまえばいいのです。ただでも。すると楽になる。そういうことだと思うのです。これまで財政が苦しくなった我がまちに、何を意地を張って続けていらっしゃるのですか。それは皆さん方も考えるでしょう。もちろんあの市民病院で働きになっている方々の職も守らなければならない。しかし、それはいろいろと方法、手段を取れば、そんなものは幾らでも解消できる問題だと思います。 それと、美術館と薪能についてでございますが、羽田次長さんがおっしゃいましたように、これは確かにそのとおりであります。美術、芸術の鑑賞、それも立派な我が筑西の一つの目玉でございました。しかし、これほど財政が疲弊して苦しくて、先ほどの仁平議員ではありませんが、100万円、200万円のそういうもので一生懸命市民が皆さんと同じような美術、芸術と言いませんが、それと同じような情操教育だというところで皆さんやっていらっしゃるのです。各まちが。そういうところにいわばぜいたくと言っては失礼ですか。趣味の世界と言っては失礼ですか。そういうものを削減しなければ今の筑西市は財政再建ができないですと、私は申し上げたい。余裕のあるときは、これはいいでしょう。余裕などありっこないでしょう。やっとの思いで国民健康保険税値上げ、見送られました。来年が心配です。来年心配なのです。その次も。どこから我々は削減するのですか、皆さん。どこから我々は切り詰めていくのですか。皆さん、公務員の方々もまた給料カットでしょう。皆さん、そうやって皆さんの骨身を削っている、努力をしながら、片方でそういったことも切り詰めなければ、どこに再建の道がありますかと、私は申し上げたい。 それと、野球場の件でございますが、野球場、いやこれは別に矛盾をしているというふうに思うかもしれませんが、こういう苦しい中にも今生まれたばかりの子供、幼稚園生、子供さん、こういう方々、そういう方々がこれは私が言いたいことは、まあちょっと聞いてください。野球場とか競技場、こういうものをつくるというのはまちの財源でつくるなどどいうまちはないのです。今までの旧下館市で筑西の政治力が乏しいというよりはその方向の政治力が全くなかった。怠慢無礼だった。だから、このまちにそういうグレードの高い球場をつくるという気持ちがあれば、今からスタートしようではないかというのが私の質問なのです。ほかのまちへ行ってみなさい。きちんとどのまちにだってフェンスのかかったスコアボードのついた野球場があるのです。筑西市内だけですよ。スコアボードがなくて、地面に数字を書いたり、トタン板に白墨もないところに雨でも小雨でも降ったらスコアボードも書けない。そういうところで大会をやっている子供さんがたくさんいるの。その子供さんがほかのまちに行って大会で優勝して帰ってきて、そういう子供さん方の気持ちを近い将来ビジョンというものを挙げて、我がまちも苦しい中でも県や国の予算を講じて引っ張ってきてつくろうではありませんかということを私は言っている。そういうものがまちの夢でしょう。美術館建てて、芸術の鑑賞も薪能の鑑賞もこれもいいです。板谷波山も森田茂も。それを見て子供さん方、私もあんな立派な絵をつくりたいという子供さんもいるでしょう。しかし、一生懸命泥まみれになりながら野球の選手、プロ野球の選手を夢見ている子供もいる。オリンピックに出たいというアスリートもいる。そういう子供さん方のために、この苦しい中にもそういうことをやらなければ、いつになったら筑西市にそういう青少年のスポーツ施設ができるのですかということを私は主張しているわけだ。ですから、中山部長さん、前回の広域事務組合の局長さんのときと同じご答弁でございましたが、これは3市こぞって何としてもそういうものをこの筑西市の政治力として高めていっていただきたい。これはご答弁は結構です。 次に、サンサン会駐車場についてでございますが、私どもに寄せられた情報はこれはどこか行政のご答弁とは違ったようでございますので、この情報を寄せた方々ともう一度私もよくやってみますが、ただ一つ気になるのは、本当に又貸しをしてませんか。部長。月決め料金で。これは確かめておいてください。かつてのサンサン会のやっていたことは、部長おっしゃるように私もよく理解して認識しております。しかし、最近その一部であっても第三者に公共用地を月決め料金を取ってお貸ししているということは問題はないのですかということを私は確かめたくて質問をしたわけです。これは担当部長として本当にそれは合法だと言えるわけですね。サンサン会は又貸していないということ、これは一般の我々がいつ行ってもとめられるわけですね。非常に便利ですから。お祭りなどがあったら、これは有効な手段ですから。しかし、そういうときにもし月決め料金で何台か、私のところには62台、7,000円となっておりますが、これはうそだと思います。もし本当だとしたら、これは大変なことです。62台が月決めだと言われていますが、どうもそうではないみたいです。そうなると市民がサンサン会に貸しているとはいえ、買い物に行ったにせよ、お祭りに行ったにせよ、ある程度の市民のための用地として確保されなければ、これは大変なことになると私は思います。ですから、又貸しをして月決め料金を取っているのではないか。これはよく調べていただきたい。 それと、デマンドタクシーについてでございますが、一つ聞き漏らしました。日専連しもだてに実は委嘱するということでございましたが、これはいきなりそういう経路で行ったのでしょうか。何か社会福祉協議会とか商工会議所とか出てきましたが。いわゆる我々はほぼ形づくられたデマンドタクシーの内容を見て少し心配なのは、日専連しもだての筆頭理事長さんが商工会議所の副会頭廣瀬俊雄さんなのです。別に私はあの方を敵視をするわけではありませんが、あの方は皆さんご存じのように市のさまざまな補助をいただきながら、いまだに不義理を働いて土地をあのままにして建物すら建っていない。こういう方がリーダーとなる日専連しもだてで、さらには三千数百万円の予算を講じてといいますが、私の手元には日専連しもだての本年度の総会資料がございまして、その予算の一部にれっきとした公的予算が入ってくるデマンドタクシーなるものが1行もない。ということは、これは老婆心ながら3,000万円からの市の予算が日専連しもだての中にその他事業という名目で予算化されているわけです。我々の予算がこういう形で組み込まれていいのでしょうか。もちろん日専連しもだてというのは立派な機関ですから、これは立派にきっと市民の納得するような運営をしてくださると思うのです。それであるならば、私は日専連のメンバーでも何でもないので、されど議員ですから、私のところにこういう情報があるのは非常に危惧されておりますのはスタンプ事業とか何とかいろんなことをやりながら、デマンドタクシーの予算が組み込まれて、本当にきれいに使われるか使われないかということを懸念しているわけであります。本来なればタクシーですから、ほかのタクシー業者もありますし、そういうところでげすの勘ぐりではありませんが、ほかに公正に公募をなさるとかなさらないとか、そういった議論はなさらなかったのですか。いきなり商工会議所と日専連しもだてと行政と福祉協議会、それがすぐにそういった方向に流れていってしまったのですか。私はそこら辺を議員としてきちんと知らないと、いろいろな方に申し上げるのにこれはまずいですからね。ですから、私ばかりでない、ここにおられる議員さんの方々にもこういうことが変なうわさ、嫌なうわさでまちの中に飛び火しないように、ここで明快におわかりになるように、デマンドタクシーについての予算化されたいきさつや何かをちょっとお答えいただきたいと思います。以上です。 2回目を終わります。 ○議長(秋山恵一君) 榎戸議員の2回目の質問に答弁を願います。 石井市長公室長。 ◎市長公室長(石井正君) 大学誘致推進協議会につきましての再質問にご答弁させていただきます。 まず、昨年5月9日の会議につきましては最初の会議であるということです。第1回の会議でございますので、さまざまな自由な意見の交換がなされたわけでございます。その中でもちろんそれぞれの委員さんも初めての経験でございます。事務局の方も初めての経験でございます。したがいまして、いろんな意見が出されたことは議員ご承知のとおりでございます。そして、一方ではその後になりますと設置予定者の方では関連する企業が市の方へ多額の浄財を寄附していただく、あるいは建物が一部着工していくという状況がずっと変わってございます。会長職を引き受けいただきました関会頭さんにつきましても会長職を辞したいということはございましたが、関さん初めどなたも委員を返上したいというような方はどなたもございません。したがいまして、再度新たな方の委員をということは現在事務局としては考えてございません。いずれにいたしましても大学誘致は、議員ご指摘のように本市への地域振興波及効果は大変大きいものがございます。今後大学の建設、あるいは開校の準備がどのような進捗状況にあるのか、こういったことを十分注視しながら市の支援策としていかなるご支援、ご協力ができるのか。また適当なのかということを、協議会の委員の皆様のご意見等も拝聴しながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくどうぞご理解いただきたいと思います。 ○議長(秋山恵一君) 次に、添野市民病院事務部長。 ◎市民病院事務部長(添野正人君) 大変厳しいご意見をいただきまして、今後ともそのご意見を参考にしながら真摯に受けとめて検討してまいりたいと考えております。 病院の今後のあり方なのですが、先ほども申し上げましたように検討委員会の答申ということで、その中にまずは現有資源活用による再生策、2番目に選択と集中による再生策、3番目に指定管理者制度による公設民営化、そして4番目として民間移譲という答申をいただいております。したがって、現在はその第1案の現有資源活用による増収策、再生策で頑張っておりますが、今後現在の評価委員会のご意見、また病院の運営審議会という会議もございますので、それらのご意見、また各方面のご意見をいただきながら、最終的な結論づけをしていきたいと考えております。いずれにしましても、現在現有資源の活用ということで全力で頑張っておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(秋山恵一君) 次に、羽田教育次長。 ◎教育次長(羽田正男君) 下館薪能、ことしで19回目を迎えました。明野薪能につきましても14回目を迎えまして、本市の芸術文化の向上に欠かせないものの一つとなってまいりました。また、美術館につきましては15年の開館以来しもだて美術館として内外にも位置づけを築き上げてきたところでございます。財政状況を踏まえながら実施をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(秋山恵一君) 次に、松岡企画部長。 ◎企画部長(松岡正和君) まず、サンサン会の駐車場の件についてご答弁を申し上げます。 先ほどの答弁で申し上げましたように、一部隣接にお住まいの市民の利用がされているというふうにご答弁を申し上げました。もう少し議員さんが言われるような実態なのかどうか、調査をしてまいりたいというふうに思います。 次に、デマンドタクシーについてご答弁を申し上げます。まず、運行主体の決定の経緯についてでございますが、全国では30市町村においてデマンドタクシーが運行されております。そういう中の自治体のほとんどが、社会福祉協議会か商工団体に運行をお任せしているという実態がございます。詳しく申し上げますと商工団体等に運行主体をお願いしているのが全国の30市町村のうち20でございます。そして、社会福祉協議会が6自治体、自治体みずから運営しているのが3自治体、まちづくり公社等が運営しているのがこれは石岡でございますけれども、1自治体ということで、その多くが商工会、あるいは社会福祉協議会に運行主体をお願いしているという実態がございます。 そういうことから、当市といたしましてはやはり社会福祉協議会、あるいは下館商工会議所に運行主体を受けていただけないかどうかということを筑西市新公共交通システム検討委員会の中でも協議を重ね、検討をしていただきました。しかし、社会福祉協議会、あるいは下館商工会議所いずれも運行主体になることについて消極的な意向をお持ちになっておられる。そういう中に日専連しもだてについては運行主体について積極的な意向をお持ちでしたので、筑西市新公共交通システム検討委員会の中で協議をいただき、決定をした経過がございます。 そして、運行にかかる経費の取り扱いでございますが、これにつきましても先ほどご答弁申し上げましたようにまず収入の面でございますが、運賃収入とあるいは広告収入がございます。しかし、運行経費はその収入だけでは賄うことができませんので、そこの不足分を市から委託料として日専連しもだてに支払いをするということになります。ですから、それらの経費で運行主体が運行していくということになりますが、しかし、見込んだよりも運行収入が多い場合に市の委託料に増減が出てくる。それは精算をいただく。こういうことで現在考えてございます。運行主体とのこれから契約に入ってまいりますけれども、詳しいことはその中で明記をしてまいりたい。このように考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 16番 榎戸甲子夫君。 ◆16番(榎戸甲子夫君) では、最後の質問をします。 大学誘致の推進協議会の件ですが、いわば第1回の推進協議会の内容を見ますと、これはどうもおっしゃっている方々の内容はまちで誘致をする方法、手段というものがこの方々に理解していただけなかったという、理解をしていただけないというのは、していただける情報を提供できなかった行政の方の責任なのか、それともそれすらも理解をし、このまちに大学をつくろうという意識がなかったのか。いずれにしてもこういう方々を存続して大学誘致の協議会を持とうと言っても、これは無理なのではないですかと私は思うのです。意識がこうで完全にこのまちには大学要らないと言わんばかりの内容ですものね。私の感じ方は。ですから、違う市民の団体、有識者というのはたくさんおりますから、そういう方々に話を振って我がまちに大学をつくろうではありませんかということでリーダーシップをとらなければ、これは事は至らないと思います。市長さん。再度お尋ねします。思い切って今までのしがらみなどにとらわれないで、新しい方向性の有識者をもっとまちに建設的な明るい材料を呼び込めるような、そういう方々をお探しになって大学推進協議会をつくったらどうですか。これは大学ならずとも、これからのまちというのはそういうものなのです。余りにも有識者とか、何とかかんとかそういう体質の中でばかり人選をしているから、こんなくだらないことになると私は思っている。再度お尋ねします。どうですか。協議会を一変させて違う方面から有識者を選んで、さらに再構築をしてはいかがでしょうか。 それと、次に参ります。美術館、今わきで藤川議員があなたも賛成したでしょう。私はもろ手を挙げて美術館賛成しました。立派な美術館ができました。されどいつかどこかでこういう事態になれば、これは一時閉館もやむを得ないという、私は提案をしているのです。これが事足りて、もっともっと財源豊かになれば、今の美術館をさらに増築したっていいわけですから。しかし、事の推移を見きわめながら、まちの財政のあり方ということを考えるならば、これは一時美術館の閉館やむなしと私は思うところであります。羽田次長さん、苦し紛れに2回同じ原稿をお読みになりました。あなたがもし3回目の質問にお答えできませんでしたら、教育長からお言葉をいただきたいというふうに思いますが、いかがですか。 それと、デマンド交通に関しましては、これは初めての試み、部長さんにおかれましてもいろいろなまちで今現在進行しているデマンド交通、いろんな情報を集めて、これが我が筑西市に始めるデマンド交通だと、ベターな線を選んだのでしょうが、予算する3,000万円もの予算が我々の財源から出るわけですから、結果的にいいデマンドタクシーができればいいわけであります。ただ、その中に一部いろんな偏ったところに、その財源という予算というものが変に使われないように、私は会計などもきちんとしていくべきだと思いますので、ご答弁は結構ですが、一言述べさせていただきます。 では、最後の質問、時間ありませんが、大学誘致推進についてと美術館一時閉鎖についてお答えをいただきます。 以上で質問を終わります。 ○議長(秋山恵一君) 榎戸議員の3回目の質問に答弁を願います。 石井市長公室長。 ◎市長公室長(石井正君) 昨年5月9日の会議はまさに最初の会議ということでございまして、委員の皆様も自由なご意見の発表の中で、それぞれ懸念されている事項等についてそういった意見が交わされたものと思っております。しかし、現在では設置予定者の方では着々と準備を進めていただいておりますし、昨年の5月の段階とは相当状況が変わってございます。委員の皆様にもその点ご理解いただきますように、会議を開催する際にはそういった状況等も説明しながらご理解いただけるような形でもっていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 羽田教育次長。 ◎教育次長(羽田正男君) 美術館の件でございますが、美術館の企画展等の開催方法等につきましては十分検討いたしまして、財政状況を十分に勘案してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(秋山恵一君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 3時15分                                                                              再  開 午後 3時29分 ○議長(秋山恵一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 2番 宮﨑勇君。          〔2番 宮﨑 勇君登壇〕 ◆2番(宮﨑勇君) 2番 宮﨑でございます。最後の質問となりました。なるべく早く皆さんは終わりにしろと思っていると思いますので、そのご期待に沿えるように終わらせようかと思っていますので、執行部の皆様方も明確なご答弁をよろしくお願いいたします。 それでは、通告に沿って質問させていただきます。まず、この間の関城地区のナシの降ひょう被害、これについてでございますが、これは前半、尾木議員とかほかの議員さんが質問されておりますので、違う意味で質問したいと思いますけれども、市の対策ということで何ができるかということを考えますと、例えば被害者の方の国民健康保険税をことし免除するとか、市県民税をことしは免除してあげるとか、出すのではなくて、入るものを免除してやる。そういうふうなこともいいのかなと考える次第でございます。あくまでもこれは私個人の考えでありますけれども。 あとは今回のひょう被害の実態というのは、関本地区、地区地区というのですけれども、関本の方はよくひょうは降っていたのです。それで今回たまたま木戸とか関舘、あの辺下妻の謄波ノ江地区、この辺が80年ぶりだそうです。ひょう被害に遭ったのが。ですから、共済に入っている方も少なかったらしいのです。共済もここに理事の方がおりますけれども、何か余り、入るときはいいのですけれども、何か被害があったとき余りだしてくれない。そういうふうなものが定番となっておりますので、何か入る人もだんだん少なくなってしまっているような状況があったらしいです。実際農家の方、知り合いの方が被害に遭ったので、次の日にすぐ見に行っていろいろ話を聞いたのですけれども、やっぱり投資できないらしいのです。もう後継者がいないらしいです。結局息子さんが別な会社へ行ってしまったり、年寄り夫婦で2人でやっているような農家がほとんどでありますから、例えばひょうを防ぐための網、ネットというのですか。ああいうものを結局つけられない状況だったらしいです。関城のナシの産地、確かに多いのですけれども、やっぱり関本地区の方が力を入れている地域でありまして、今回被害に遭った地域というのは先ほど言いましたように後継者がいないということでもう自分の代で終わりにするからいいやというふうな形で設備投資をしてなかった。そこに今回のひょう、それで大打撃を受けてしまったというわけであります。それで、先ほど被害の金額が7億ちょっとから4億3,000万円に少なくなったということでありましたけれども、少なくなる分にはよろしいかと思うのですけれども、例えば今回ひょうで被害があったところが皆無で全滅、この地域、ここからは半分ぐらいだめになったとか、この辺はちょっとだったとか、その辺の線引きというか区別というか、それをどういうふうにして、悪く言えばそれを切り捨ててしまって本当に一番被害が多いというか、そういうところにしたために金額が少なくなったのであればちょっと問題かなと思うのですけれども、全体的にちゃんと調べて被害に遭ったところ全部を入れた金額がこの金額であるならば、よろしいかなと思うのですけれども、その辺、ちょっと答弁していただきたいと思います。 それと、先ほど言ったように税での免除みたいなものを市長さん、考えられるかなというのを一応答弁していただければありがたいなと思うのですけれども、そういうところでございます。 そういうわけでナシ被害はとにかくナシがなって、それを収穫して出荷して収入を得るということを大前提にやってきたわけですから、もちろん肥料とか農薬などもやっているし、ある程度の設備というか投資はしているわけです。それが今回ナシが全部実にならなくて、売り物にならないわけですから、収入がないのです。しかし、そのナシを今実になっているものを全部取ってしまうわけにもいかないらしいです。取ってしまうと今まで肥料を与えられていた分の養分とかが行き場を失ってしまってその木がだめになってしまうらしいです。ですから、商品にならないのがわかっていてもそのナシを大きくしなくてはいけない。ですから、手間は同じくかかってしまうということなのです。要は。ですから、目に見えない経費です。そういうところもよく我々農家でない人間は、ただナシが被害に遭ってかわいそうだくらいのことなのですけれども、実際の農家の人からすればもう1年じゅう通してずっとナシの手入れをしてきたわけであります。それをこれからもまた収穫時期、ナシが大きくなるまで続くわけです。その辺もやっぱり我が筑西市としては考えていかなくてはならないのかな。その辺を市の方は何らかの対策をしていただければありがたいなと思うわけでございます。 次に、放課後子どもの居場所づくりでの市の取り組みはということなのですけれども、これは先ほど尾木議員さんがやっていただきまして、早い話がことし平成19年度に国の方から3分の1、県の方から3分の1、市の方で3分の1、合計総額500万円の助成金が予算化されたのです。それで全国3万校の小学校があるのですけれども、その小学校のうち1万校が手を挙げて助成制度をうちでやりますよということなのですけれども、我が筑西市では先ほどお話聞いていますと村田小学校が今回やったということでありましたので、それはよかったなと思うわけでございます。前の話になってしまうのですけれども、平成14年、私が平成13年に議員になりまして、平成14年度に70名からの署名をいただきまして、関城地区には東小学校、西小学校とありまして、東小学校で学童保育を学校でやっていたのです。西小学校ではやっていなかったのです。何とか西小学校でもやれないかということで、お母さん方からの要望やいろいろ署名運動等やらで町の方に提案いたしまして、西小学童保育クラブというのが立ち上がったのです。平成14年7月からかな。結局西小学校の敷地内ではできないのです。それでどこでやるかという話になってしまって、近くに暁保育園というのがありまして、そこで受け入れしてくれるということになったので、暁保育園のバスを西小学校まで迎えに来てもらって、もちろんバス代ちゃんと毎月5,000円という形で、おやつ代とバス代という形で1人5,000円もらって送り迎えしていたのです。ところが、途中から暁さんでできなくなってしまったということになって、女方にある英光幼稚園で引き続き現在もやっています。18時まで預かってくれるのです。送り迎えはバス。帰りはお母さん方が迎えに行く。そういう形でやっているのです。さらなる子供さんのために学童保育を取り組んでもらいたいと思いますので、今後一番の問題は学校でやれないかということなのです。幼稚園とか、ほかの施設でやるというのでなくて、移動しないで学校で学童保育ができないか。そういうことを皆さん望んでいますので、その方向で何とかできるような形でお願いしたいと思いますので、その辺の考えを教育長、答弁いただきたいと思います。 次に、ここから先は前向きな話です。今も前向きな話なのですけれども、先ほどから切るだ、減らすだ、そういう話でなくて、いかにお金が、収入が入ってくるかどうかというような話でございます。その前に公共施設使用料金について、これはお金を取るという話でしたね。これは先ほど前段で議員さんがやられていましたので、割愛します。 4番目の市観光マップ等のコンビニ、ガソリンスタンド等への配置について、これはつけ加えますと病院とか銀行とか郵便局とか、スーパーマーケットとか、そういうところにも筑西市の名物、名産いろんなパンフレットがございますから、そういうものをスタンド形式でも何でもいいですから、束になるほど置くのではなくて10部ぐらいずつ置いたらどうだということです。これも旧関城町のときに提案しまして、ガソリンスタンドには置いてもらったのです。ご存じのとおり役所にはあるのです。でも、役所は例えば筑西市とかに来た人が遊びで仮に来たとしたって、役所まで来てパンフレットをもらいに来ないです。であればコンビニとかガソリンスタンドなどというようなものは寄るわけですから、そこに目のつくところにあれば、もっとよく言えばガソリンスタンドのお兄ちゃん、お姉ちゃんにこういうのがありますよといって分けてもらったりすれば、目にするわけです。そうすると我が筑西市のいいところがPRできるわけではないですか。そういうものをぜひ取り組んでいってもらいたいなと思うわけです。そこで問題になってくるのが、ではそのパンフレットとかマップとか、たくさんつくると、いろんなところに置くと部数をたくさんつくらなくてはならないのでお金がかかるというのです。でも、お金かかるといったって、そんな選挙のときに皆さんパンフレットをつくったではないですか。そういうふうな観点で同じですよ。要は。目先のことではなくて、今後のことを考えてほしいのです。ですから、きょうそのパンフレットを見て、ああここへ行こうかなとかそういうのではなくて、今度来たときにここへ行ってみようかなとか、そういうふうなものを要するに知ってもらうための手段でございます。ですから、これはすぐできるはずでなのです。パンフレットをつくるのにも今現在あるものもあるわけですから、そういうものをこの筑西市内のガソリンスタンドとコンビニにはぜひ置いてもらいたい。あとは市民病院にも置けばいいのです。そうすれば筑西市のいろんなものが知られるのではないかなと思うわけです。もちろん外山議員がよく言っている協和町の特産であるトマトとかスイカだ、キュウリだ。ナシも。そういうわけでPRされるわけです。ですから、こういうものをやっぱり取り入れてもらって地域にお客さんが来てくれて、そしてその人たちにお金を使っていただき、そして市の税収につなげるということだと思うのです。そういうことでございます。ですから、これは今すぐできることですので、検討しますとか前向きにとか、そうではなくてやるかやらないかはっきり答弁をお願いします。 次、これも関連しているのです。5番目、公共施設への民間広告設置の提案についてなのですけれども、これは皆さんパソコンをお持ちだと思うのです。その中にホームページ、筑西市のもあります。そこにバナー広告というふうに欄があるのですけれども、こんな感じでね。現在全然ないのです。バナー広告を出している方が。多分これは1年以上たっていると思うのです。ところが、三重県四日市市などは最初のホームページのトップページにこんなにバナーがあるの。こういうふうに。見ていると思うのですけれども、議員の皆さん、こういうふうな形であります。ホームページというのは検索するといろんなホームページが出てくると思うのです。私のもありますけれども、要はつくっても見てもらわなくてはだめなのです。見てもらうということは要するに見て、ああ何かおもしろそうだなとか、何か興味ある記事が載っているなとか、どこかうまいもの食べられるところないかなとか、ホテルはどこかなとか、そういうふうな形でこういう市のホームページは見ると思うのです。であればやっぱり、話が長くなってしまうので要は広告を載せろということです。そのためにどうするかということなのですけれども、現在そこの筑西市のホームページにはバナーがまだないということを最初に言っておきます。それで横浜市などはホームページにももちろんこういうふうにバナーが載っているのですけれども、そのほかにすごいのです。横浜市は。多分ご存じのですね。こういうふうに横浜市広告掲載要領、こんな感じであるのです。ここには、いや横浜って本当に、これは筑西市まねしたら絶対いいですよ。まず、簡単なものから言うと、広告つき玄関マット、市の庁舎、あとはいろんな地区センター、役所、区役所、図書館、そういったところに玄関に足の泥ふきマットあるでしょう。あそこに広告載せているのです。これを市がやっているのではなくて、まるっきりダスキンに委託しているのです。申し込みはダスキン、窓口は。ダスキンに企業が申し込んで何年契約とやって、その広告料を市がもらっているのです。多分今は我が筑西市ではそういうマットあると思うのですけれども、あれはお金を払っていると思うのです。横浜市はもらっているのです。この違いです。ですから、「ちりも積もれば山となる」ということで、わずかのお金でもだんだんたまっていけばお金が膨大になるということでございますから、まずそういうふうにできることをどんどんやっていったらいいのではないかなと思うのです。この広告に関して言えば、図書館もあるでしょう。あとは立派な体育館もあるわけです。市民病院もあるでしょう。そこに企業さんに大きい看板をつける場所を決めて、それを年間契約とか3年でもいいですけれども、契約で広告出してもらったらいいですよ。市がその広告の制作料を出すのでなくて、場所だけを提供して広告とかそういうものは全部業者がつける。ただ企画を設ければいいわけですから、そうすれば広告収入になると思うのです。横浜などは、ロッカーや、内壁、外壁、あとは体育館の中やテニスコートなどにも広告を載せているのです。こういうものをやって収入を得ているわけです。ですから、こういうふうにやっているところがあるわけですから、今すぐ検討委員会を立ち上げてもらって会議すれば、そんな偉い有識者でなくていいのですから。それで企業が仮に広告を申し込んできたときに、それをいいか悪いかというのも、横浜市ではちゃんとつくってありますから、こういうものを一応参考にしてもらって、我が筑西市でもぜひともこの広告、公共施設等に広告を載せてもらいたい。 先般剣道大会を体育館でやったのです。そうしましたら、市長、すごいですね。県外から来るのです。我が筑西市に県外から来るわけです。先ほど榎戸議員が言っていた野球場、これももしかして野球場をつくって県外から来たら広告載せたら最高です。そういうわけで体育館などは県外から来るわけです。そうしたら我が筑西市をPRするのに最高ではないですか。ナシでもスイカでも何でも、そば屋でも何でもいいではないですか。この地域の有名なものをどんどんやれば。まして里山とか、あとはアグリショップだってあるわけです。米どころだというのだから、米だってPRしたらいいのです。何だかんだ言ったって茨城のコシヒカリが一番うまいよと、そういう看板をつくってもらえる農協さんとか、共済でも何でも頼んでつけてもらうべきなのです。筑西市には大企業もあるわけですから、そういうふうな企業さんにぜひとも広告を載せてもらって何とか収入を得る。そして、筑西市をPRしてもらう。そして、どんどんお客さんに来てもらう。そうすれば我が筑西市はこれから発展していくのではないかなと。子供たちが夢を見られる筑西市になるのではないかと私はそう思うわけでございます。 これは広告で終わりでございます。これもできるかできないかで結構です。 次、6番目の地域循環交通システムの新たな提案というのですけれども、これはデマンド交通システムを今度やるということ、本当にすばらしいことだと思うのです。それはそれで皆さんご存じだと思うのですけれども、NHKのテレビ番組で「ご近所の底力」という番組ご存じですか。これで例えばちょっと読み上げさせてもらいますけれども、「困ったバスの廃線」という形で、これは我孫子市。今全国各地でバスの廃線が相次いでいます。去年1年間の届け出だけでも350以上、原因は乗客の減少による赤字、要するにもうからないからやらないよということです。そこで住民の手で往復300円ぽっきりのタクシーを実現した広島市の妙案や、ゼロ円でバスに乗れる我孫子市の妙案をご紹介という形で、ここに載っております。私がこれはいいなと思ったのが、愛知県豊田市で実例されて今やっているのです。昨年から市内にある二つの自動車学校が送迎バスに65歳以上のお年寄りと体の不自由な人に無料で乗ってもらうというサービスを始めている。昨年の道路運送法の改正によって、自家用のバスであっても無償であれば人々を乗せることができるようになったのである。自動車学校はバスターミナルの役目を果たしており、家の近くを走るバスに乗って一度自動車学校まで来て別の路線に乗りかえるといった利用の仕方もふえてきているということなのですけれども、筑西市には自動車学校が3校あるのです。明野自動車学校、県西自動車学校、下館自動車学校。この自動車学校さんももちろん送迎をやっているはずなのです。これに我が筑西市もお願いしたらどうかなと思うのです。関城地区は全然足がないのです。人間の体で言えば血液が回ってないのです。下館、明野は福祉バスとか、元気号とかというのがあったのです。何を関城の人がいつもいつも言うのはどういうことかというと、市民病院が赤字だ赤字だと言ったって、行けないのだよと、足がないのだよというのです。平日は、息子さんでも奥さんでもお勤めに行っていますから、お年寄りはみんな足がないわけです。それで病院に行きたくても行けないのです。要するに交通がない。足があれば市民病院へ行きたいというのです。そういう声もあります。であれば、ぜひともこういう県西自動車学校がありますから、何とかこれは実例があるわけですから、これを参考にできないかなと思うのです。それでいろんな問題があるわけですけれども、これ課題。まず、壁。送迎バスの事業者が協力してくれるかどうかということなのです。我孫子市の場合は、市役所が働いたことが実現のかぎでした。ポイントは利用者を65歳以上のお年寄りと障害者、かつ一人で乗りおりできる人に限定したということ、それともう一つは苦情はすべて市役所が受ける。嫌なところだけ役所でやってもらうということです。すると事業者側は負担が最小限になることに安心し、地域貢献のPRにもなり、経営面にもよい効果が出ると協力を引き受けてくれたということなのです。何とかこれを我が筑西市でもせっかく自動車学校が三つもあるわけですから、足のない関城地区のためにも、何とかデマンド交通システムとともにこういったものもやっていただければなと思います。これはNHKのホームページを開けば資料はありますから、ぜひとも見ていただいてご検討していただきたいと思います。 これはできるかできないかという話だとちょっと難しいので、前向きにとか何とかという話で結構です。 第1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(秋山恵一君) 宮﨑議員の1回目の質問に答弁願います。 木村経済部長。          〔経済部長 木村達夫君登壇〕 ◎経済部長(木村達夫君) 宮﨑議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 先ほど尾木議員さんのご答弁にもさせていただきましたので、ダブるところもあろうかと思いますけれども、その辺につきましてはいいですか。          (「ダブるのはいい」と呼ぶ者あり) ◎経済部長(木村達夫君) (続)そうですか、わかりました。 それでは、11日の調査に基づきまして5月17日に茨城県の農林漁業災害特別措置条例に基づく適用の決定をいただきました。その適用の内容にいたしましては、まず議員さんがご指摘のように今後の肥料、いわゆる永年作物というのにつきましては2年、3年というふうなことで影響してしまう。ですから、今後の管理というものは非常に大切であると、そういうようなことが言われております。そういう状況の中で、県の方の対策といたしまして肥料の購入費、これからいわゆる管理をしていくための助成がございます。また、農薬等々をこれから黒星病等の害を防ぐためにも農薬をしていきます。それと低利の融資制度を導入していく。そういう中で県が肥料の場合には3分の1、農薬につきましては2分の1、これは市の方の義務負担も条例の中でうたわれておりますので、肥料につきましては市も3分の1をというふうなことで、農薬につきましては県が2分の1の市が2分の1ということでございます。 それと、災害資金でございますけれども、これにつきましては最高500万円というふうなことで末端の金利が0.5%になります。県の方の助成がございまして、その0.5%を市と末端のJAさんというような方向の中で0.25ずつの助成ができないものかというようなことでの精査をさせていただいておるところでございますので、どうか今後ともよろしくお願いをしたいと思います。 さらには、3割未満の特別措置条例に該当にならない、軽減措置にならない農家も出ているわけでございます。そのような方につきましての助成等につきましても農協とJAさんと協議をさせていただきながら今後さらに早い時期に結論を出させていただきたいとこのように思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、観光ガイドブック、マップ等の配布を公的機関ばかりでなくて民の施設にもお願いできないのかというようなご質問でございますけれども、スタンドは現在72店舗筑西管内に、コンビニエンスについては51というような数字を把握させていただいております。そういう状況の中でガソリンスタンド数社、またコンビニ等の知り合いのところへ連絡をとらせていただきましたところ、ご協力させていただきますと、そういうふうなご返事をいただいております。今現在うちの方で在庫を持っているガイドマップ等につきましては、もう在庫がございませんので、19年度の予算の中でミニサイズのPR刊行物を印刷しまして、印刷が仕上がり次第早急に配布させていただきたいと思います。 これから民の力添えをいただきながら、さらなる積極的にこういうような方向へのフットワークを高めていきたい。このように考えておりますので、どうぞ今後ともご支援のほどをよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 羽田教育次長。          〔教育次長 羽田正男君登壇〕 ◎教育次長(羽田正男君) 宮﨑議員さんのご質問にお答え申し上げます。 放課後子どもの居場所づくりの市の取り組みについてでございます。放課後子どもプランは地域社会の中で放課後に子供たちの安全で健やかな居場所づくりを推進するために、教育委員会と福祉部局が連携を図りまして、原則として全小学校区において文部科学省の放課後子ども教室推進事業と厚生労働省の放課後児童健全育成事業を一体的、あるいは連携して実施するものでございます。厚生労働省の放課後児童健全育成事業に基づく放課後児童クラブは共働き家庭など留守家族のおおむね10歳未満の児童に対しまして放課後に適切な遊びや生活の場を与えて、その健全な育成を図るというものでございます。放課後子ども教室推進事業は平成16年度から今年度まで3カ年継続で実施され、地域子ども教室推進事業の流れをくむ事業で、すべての子供を対象として安全安心な子供たちの活動拠点を設け、地域の方々の参画を得て子供たちとともに勉強やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動等の取り組みを推進するものでございます。今までの事業、地域子ども推進事業と大きく異なることは子供たちへの学習機会の提供という部分が導入されたことでございます。国のプランでは放課後児童クラブと放課後子ども教室が一体的、または連携しながら事業を進めていくことを前提としておりまして、小学校内で行うことを基本としているわけでございます。子供たちの安全、安心な活動拠点、あるいは学習支援の充実という観点からすれば、理想的な面もあると思われますが、放課後児童クラブは法に定立された児童福祉の事業であり、放課後子ども教室は地域のボランティアの力を必要とする社会教育の事業であるということで運用形態やこれにかわる指導員、安全管理員の費用等大きく異なる部分もございます。また、小学校の受け入れ態勢についても学校によって違いがあるので、一概にはいかない面もあるのが現状でございます。 本市におきましては、現在放課後児童クラブを15カ所で実施しておりまして、このうち学校施設を利用した放課後児童クラブが関城東小学校、村田小学校の2カ所でございます。村田小学校におきましては地域子ども教室もあわせて行ってきましたので、今年度は村田小学校をモデルとして放課後児童クラブ、放課後子ども教室、それらを隣接した二つの教室で実施するということで、5月14日から事業を開始しておるところでございます。また、ほかの小学校区からも放課後児童クラブの設置の動きもございますので、保健福祉部対象小学校と連携を図りながら可能性を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 越川総務部長。          〔総務部長 越川哲泰君登壇〕 ◎総務部長(越川哲泰君) 宮﨑議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。 財源の確保についてでございます。自主財源の確保については喫緊の課題でありまして、これらの対応を図るべく昨年度から行財政の改革に取り組みまして、さまざまな検討を行ってまいりました。その中には封筒や公用車、ホームページを活用した有料広告の掲載、収納率向上対策、使用料の見直しなどがありまして、ホームページのバナー広告は平成18年度から導入しているものでございます。市の刊行物つきましても昨年度有償刊行物について検討がなされ、本年2月筑西市有償刊行物等取扱要綱を制定しまして、現在6分野68件の有償刊行物が販売可能となっております。例を申しますと広報紙の縮刷版、予算書、各種計画書、都市計画図、郷土史、美術館図録などでございます。また、封筒への有料広告掲載につきましては昨年度事務改善委員会の中に専門部会を設けまして検討を行いまして、各課において作成する封筒に関し可能な限り導入を目指し、スポンサーの募集に努めるという大筋の方向性が出されたところでございます。 次に、公共施設への看板の設置でございますけれども、やはり自主財源の確保の観点から有料広告を拡大検討している自治体があるようでございます。最近の傾向としまして一般的にネーミングライツと呼ばれる命名権を売却を制度化して進めるケースが多く見られます。代表的な施設で言いますと議員のご質問に出ました横浜市で横浜国際総合野球場が日産スタジアムとか、渋谷公会堂が渋谷CCレモンホールなどが有名でございますけれども、主に有名なコンサートが行われている施設とか、野球やサッカーなどがプロの活動拠点となっている施設が多いようであります。しかし、最近では市レベルでも導入の検討をしているケースがふえておりまして、筑西市におきましても下館総合体育館、アルテリオなど集客施設がありますので、歳入確保の観点から検討を進めることが必要であると考えております。さらに、看板の設置に関しましては、景観問題がクリアされ、市民の理解も得られますならば収入増対策として有効であると考えられますので、制度化されておりますホームページのみならず封筒、広告誌、有料刊行物、看板なども含めまして要綱の整備を進め、幅広い媒体での収入の確保を図ることも前向きに検討していきたいと考えております。 次に、有料広告に関する条例でございますけれども、筑西市ホームページ有料広告掲載要領が制定されておりまして、これに基づきまして現在ホームページのバナー広告が形成されております。バナー広告は1枠につき月額2万円の設定となっておりまして、平成18年度の実績としまして2件で20万円の収入となったところでございます。しかしながら、平成19年度は現在1社のみの掲載でございまして、スポンサーの確保が困難な状況になっております。これはホームページの普及と技術の向上によりまして、それぞれの企業がホームページを開設していることや、インターネット関連企業による検索システムの向上によりまして幅広い検索、リンクが可能となりまして、市ホームページへのバナー広告の必要性が薄れてきていることも要因の一つかと考えられております。しかし、現在筑西市のホームページには月平均3万件を超えるアクセスがありますので、企業のバナー広告としてのメリットが高いと考えられますので、引き続きスポンサーの募集に努めてまいりたいと思います。いろいろなご提言をいただきましたので、所管で具現化について検討し、財源の確保を図ってまいりたいと存じます。 ○議長(秋山恵一君) 松岡企画部長。          〔企画部長 松岡正和君登壇〕 ◎企画部長(松岡正和君) 新しい地域循環交通システムについてご提案をいただきました。これについてご答弁を申し上げます。 現在筑西市の公共交通システムといたしまして先ほど尾木議員さん、榎戸議員さんのご質問にご答弁申し上げました10月1日から試行運行を計画しておりますデマンドタクシーでございます。このデマンドタクシーは交通手段に不便を来している人に自宅や指定の場所から目的地、戸口から戸口まで乗り合いタクシーによる送迎サービスを行うものでございます。デマンドタクシーは関城地区を含む市内全域を運行区域としてございます。ご提案の自動車教習所の送迎バスを利用する件でございますが、現在運行しております福祉バス、あるいは巡回バスなどと同じような路線運行になるのではないかということが考えられます。そういうことから当面当市の公共交通サービスといたしましては、今運行に向けて準備を進めておりますデマンドタクシーといたしまして利用状況を今後見てまいりたい。このように考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 2番 宮﨑勇君。 ◆2番(宮﨑勇君) まず、ナシね。作物が実が大きくなって結局は収穫するわけですから、この傷ついてしまったナシをどういうふうにするかということが今後の問題になってくるわけですから、例えば給食で傷ついたナシを買ってあげるとか、市でやっているアグリショップ等で降ひょう被害に遭ったナシですよということで皆さん、かわいそうだから買ってくださいというような形で売ってもらうとか、そういうふうな方法もあるのかなと思いますので、その辺は今後知恵を出し合ってもらってやっていってもらいたいなと思うわけです。給食に取り入れるのは簡単なことだと思うので、ぜひともやっていただきたいなと思っています。関城地区はナシの名産という割には給食には一度もナシは出たことないですからね。 次に、観光マップ等なのですけれども、結局市で予算取らなくても大丈夫なのです。企業さんに広告、例えばこういうふうなこういうものをパンフレットをつくると思うでしょう。そしたら、民間では印刷屋さんが募集するのです。この1枠5万円ですよとかといって、そこに結局自分のお店のPRの広告を載せるわけです。ですから、市は印刷屋さんと同じような役目をするだけの話。だから、お金はかからないのです。だから予算取りしなくても、要するにその広告を載せてくれる人、地元の筑西市でうちは筑西市の名産です、名物ですよとかといっているお店とかたくさんあるから、そういう人に声をかけて今度市で観光マップをつくりたいので、ここにぜひとも載せてくださいよと一応お願いする。そうすると、しかしながら、予算が逼迫していますのでぜひとも広告代としていただきたいのですとそのかわりきちんとしたしかるべき場所に置きますので、皆さんの目に触れるとようなところに置きますから、ご協力願いたいですよと言えば、集まると思うのです。現に毎週毎週チラシで入ってきているのです。いろんなお店の広告が。あれは全部お金を払っているのです。それで印刷屋さんがもうかっているわけ。それと同じことをすればいいのです。 一応今の点を再質問ということでお願いいたします。それと教育次長、今後学校でやる方向ではいくということで解釈してよろしいのですね。それでお願いします。
    ○議長(秋山恵一君) 宮﨑議員の2回目の質問に答弁願います。 木村経済部長。 ◎経済部長(木村達夫君) 災害ナシ等のその後の被害者農家へのお手伝いができないものかというようなご質問でございますけれども、今までダウンバースト等もあったわけでございます。さらには霜害等もございまして、その中でいわゆる公的機関なり、いわゆる選外のナシというふうなことで格安でご協力をいただいた。そういうふうな経緯もございますので、今回におかれましても非常につらいところではございますけれども、そういう選外のナシも販売していくように県や合庁へも幅広く推進していきたいとこのように考えておるところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 また、民の力でのお手伝いをいただきながらの観光マップの配布等々というようなことでございますけれども、今議員さんご指摘のようなことでひとつ最初に経費がかからないような方向での早期実現に向けて進めていきたいとこのように思います。先ほども申し上げましたように承諾いただいているお店さんもございますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 羽田教育次長。 ◎教育次長(羽田正男君) 子どもプランの件でございますが、今後教育委員会、保健福祉部、学校、PTA、保護者の代表者等々で、子どもプラン運営委員会というような組織を立ち上げて推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山恵一君) 2番 宮﨑勇君。 ◆2番(宮﨑勇君) ナシは結局傷があっても味は変わらないわけなのです。格安で売るとかというのでなくて、被害に遭ってお見舞いも兼ねてこの値段で買ってくださいよと言えば、そんな安く売らなくても皆さん優しい人いっぱいいますから、売れるのではないですかということを思うのです。何でもたたいて売るのではなくて。そういった意味も含めて。 それと、交通システムの件でありますけれども、これは松岡部長、お金かからない方法ですから、何とか検討委員会でも立ち上げてくださいよ。それと教育次長、教育委員会が強いリーダーシップを持って引っ張っていってやっていただきたいなと思います。やっぱりだれかが主導権をとってやっていかないと、ものは進みませんから。答弁は結構ですので、これで終わりにしたいと思います。 ○議長(秋山恵一君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。 ご苦労さまでございました。                                散  会 午後 4時21分...